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君に届け 6話 感想

今回のトイレ騒動では、それぞれ人物が誤解し合って話し始めているのが、なんとも微妙にズレた空気を醸し出していて面白かったですね。

爽子は、噂の出所が自分になっていることを知らない。そして、矢野と吉田が噂を流されて傷ついていると思い、そうした周囲の誤解を解くために頑張っている。

ユカ(爽子さんを足蹴にした女子)は、(後でわかるのですが)風早のことが好き。そのため爽子と風早が仲良くなったのに嫉妬して、爽子のことが気に食わない。爽子が噂の出所と思っている。どっちかというと矢野と吉田の噂はどうでもいい。

矢野と吉田は、流されている噂なんかはどうでもいい。ただ、爽子が噂の出所でないことを確かめたい。しかし噂の出所は爽子ではないと思いつつも、完全な自信はない。

このトイレ騒動を最初に観たときに、爽子、矢野、吉田の3人についてはズレ具合が解けていくのが私にはわかったんですけど、ユカに関してはズレっぱなしで「あんたら関係ないでしょ」「わたしは貞子に話つけて」とか、あっさりと「・・取り消します・・」とか、?状態のままでした。

で、最後にユカが風早のことをマジ好きだったと知らされて、「そうだったんですか。」とようやく?状態の合点がいきました。そして爽子を足蹴にしたくなるほど好きだったなら、ユカにとって風早の一言は辛かったでしょう。

一方で爽子、矢野、吉田の三人は、誤解が解けて本当に友達ですね。風早が入り込む隙間もないくらいです。

でもこのお話は念には念を入れてます。ピンに引きずられて聞くことができなかった爽子と詩乃との会話の結末を、最後に矢野と吉田に聞かせちゃいます。これでもう三人に気持ちに一点のくもりもありませんね。

次回も楽しみです。

FX