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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1話 感想

冒頭の京介の夢が笑えます。夢なんだから素直に楽しんでいればいいのに、わざわざ夢の中の自分がそれを否定しちゃうんですよね。京介の意識の中にある理想と現実との乖離が90秒でわかります(笑)。

一方で「人生相談があるの。」と言ってきた桐乃に対して、京介はちゃんと彼女の気持ちを考えた大人の対応をするんですよね。今まで自分に無関心だった妹が急接近してきたのに、浮ついた気持ちが微塵も感じられません。

このあたり、京介にちょっと興味が湧いてきます。「人間、普通が一番だ。凡庸、平凡、その他大勢。」なんて言ってる彼は少し冷めてる感じがしますから、現実の妹の姿から理想の妹を見いだすアンテナはかなり錆び付いていて、感度も悪そうです。それ故の桐乃に対する京介の大人の対応なのかなと思ったりして。

それから、京介と桐乃の両親がなかなか面白いです。特にお母さんは、子供たちのことは全てお見通しって雰囲気を感じます。それにお母さんから見れば京介もやっぱり子供という大人目線があるので、京介と桐乃の関係も変な方向にいかないという安心感がありますね(笑)。

実は、この1話を観るまでこのアニメにある種の偏見を抱いていた部分があったんですけど、すみません、勝手に誤解していたようです。それどころか、結構楽しめそう。なので、しばらく観てみようかなと思います。

FX