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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 3話 感想

このアニメの登場人物は、みんな何かしらの思いを内側に閉じ込めていて鬱屈した雰囲気を漂わせているのですが、ぽっぽだけがプワ〜っと外向きなのが印象的です。単身海外に飛び出すことで身に付けた視野の広さだけでなく「ベントラー、ベントラー、スペース・ピープル。」って、その心はなんと宇宙にまで開かれてるくらいなんですもんね(笑)。

「夏の終わりにみんなでめんまを探そうの会」の発起人は、ぽっぽなのかな。それに参加するじんたん、あなる、つるこ、ゆきあつには、それぞれ思うところがあり思惑もあるのでしょう。特にあなるは、今朝つい口走ってしまった一言をとても後悔していそうです。

そんなあなるは、髪を下ろして白いワンピースを着てくるんですよね。それには彼女の思いがいっぱい詰まってる。彼女はそれをわざわざつるこに話すんです。つるこの反応はつれなかったけどめげたりしない。彼女はどうしなきゃいけないのかわかってこの場に来てました。そしてじんたんをちらっと見やって、めんまのお願いを「信じてもいいって、思ってる。」ときちんと口にできました。

あなるの気持ちを理解して「そう、ならわたしも。」と静かに応じたつるこもすばらしい。あのワクドナルドの時、つるこがあなるにひどい言い方をしたのは、亜紀と春奈のじんたんを貶めた口ぶりに対して、あなるが曖昧な態度を取っていたのが気に入らなかったからかもしれません。つるこはあなるがじんたんを好きなことをちゃんと覚えてたんじゃないかなあ。

ところであなるとつるこ、傍目から見てもよく似た境遇にあるように思えます。そう考えるとじんたんとゆきあつだって同じじゃないかと思えてくるけど、めんまはじんたんの前にだけ現れました。それには何か理由があるんでしょうね。そして、ぽっぽやゆきあつが見たというめんまは何なのでしょうか。

次回も本当に楽しみです。

FX