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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 5−7話 感想

7話ラストのお母さんの一言に「ああ、そうなんだ・・・・」と思いました。このアニメを楽しんでいる自分と、ちょっと心から入り込めずに距離を置いている自分が同じ言葉をつぶやいた気がします。言葉は同じでも感じたことは違っているみたいな。

この感覚を何とか文章に起こせないものかと頑張ってみても、どうにもうまくいかないです。そこで苦しまぎれに私の好きな食べものに例えてみます。カレーなんですけどね。

このアニメって、出来たてのおいしいカレーって感じがします。文句なくおいしいので、もちろん文句なんかありません。「うまいっ」と喜んで食べてるのが、このアニメを楽しんでいる自分かも。

ところがカレーって、一晩置いたら熟成味が増してさらにおいしくなるじゃないですか。経験的にそれを知っているので、カレーの出来たての味は何というか若いんですよ。この若い味わいに引っかかった感じを持っているのが、このアニメに入り込めずにいる自分かもしれません。

大好きなカレーゆえに熟成した味を楽しみたいのに、このアニメは出来たての味しか感じられないのがもどかしい。カレーでなけりゃこんなことにこだわらず、普通に楽しめたアニメだったんじゃないかな。

7話ラストのお母さんの一言は、お話の展開としては面白い。まさにまた出来たてのカレーを出された感じです。私はそれを目の前にして思うのです。「ああ、そうなんだ・・・・」ってね。

次回も楽しみにしています。

FX