EVERY LITTLE THING

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へうげもの 23−24話 感想

侘びの極意って会得するのが難しい。これこそ極意とばかりに妙な方向へ突っ走る古織や細川忠興たちに爆笑です。それを利休や幽斎がしっかりと彼らを正そうとする構図になっているのもいいなあ。なんだか元気で威勢のいい若者達と、わかっとらんなあと言いつつも期待しているおじさん達を見ているようで楽しい。

それにしても、古織の大胆な発想には目を見張るものがありますね。彼の新しい屋敷はまるで廃墟のようでしたが、現代では差し詰めテーマパークのアトラクションとも言えるんじゃないでしょうか。大茶の湯では、どこぞの妖怪漫画に出てきたようなぶっ飛びの茶室も披露しています。彼の発想にはどこかしら大衆性が感じられるのがいいですよね。

でも侘びの極意としてはどうなんでしょう。古織と三成とのコントに爆笑するのもいいけれど、せっかくの大茶の湯です。これぞ極意ってヤツを見たいと思っていたら、最後にあの丿貫が現れました。何だかさらっとシンプルな茶席を準備しましたけど、期待しちゃいますね。秀吉の面前だし、こりゃ何かありそう。

次回も楽しみです。

FX