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ちはやふる 1話 感想

このアニメは面白そうだなあ。主人公の千早からは、鮮やかで清々しい感じがものすごく伝わってくるので、真っ直ぐな青春ストーリーを期待できそう。新が情熱を注ぐ「競技かるた」の描写も迫力がありました。

しかし「競技かるた」とはまたニッチな題材ですね。お正月の風物詩としてテレビのニュースや新聞で見聞きすることはありましたが、実際に競技に参加している人に思いを馳せたことはなかったです。そもそも百人一首にしたって、中学高校の授業で習った記憶はありますが、かるたとして遊んだことはないんですよね。知っている歌もわずかなので、百人一首で遊ぶなら坊主めくりくらいしかできないかも(笑)。

ちなみに今でも空で覚えている歌のひとつに、このお話でも出てきた「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは 」があります。子供の頃、落語をそのまま読み物にした本に夢中になったことがあって、その一編に「ちはやふる」というお話があったんです。「ちはやぶる・・・」の歌の意味を知りたい男とそれを知ったかぶりに説明するご隠居のやり取りが可笑しくて繰り返し読んでいたら、いつの間にか歌を覚えてしまっていました。

なので、今の私にとっては「ちはやふる」は知ったかぶりのご隠居さんなんですよね。果たしてこのアニメがご隠居さんに取って代わるほどのものになるのか、次回も楽しみです。

FX