EVERY LITTLE THING

深夜アニメ、音楽、映画、コミックの感想など

輪るピングドラム 16話 感想

夏芽真砂子が登場するお話はハズレがありません。今回も最高に面白かったです。夢の描写なのか現実の描写なのかわからない妙な感覚にさせられるお話といえば、「けいおん!!」13話を思い出しますが、その時の梓の夢はシュール&ファンタジックな感じでした。このアニメの場合だと、そこはやっぱりブラック&コミカルって感じになるのかな(笑)。

美しく青きドナウ」をバックに孫娘が祖父を殺害とか結構救われない夢なんですが、観葉植物やパイナップルの着ぐるみを被った真砂子ちゃんが可愛すぎます。フルーツ盛り合わせとして運ばれてる彼女が、足を引きずらないようにちゃんと曲げているのも何気にツボ(笑)。吹き矢やキングコブラで作戦成功、襲われた祖父の方も大声で解説しながら倒れていく。まさに真砂子ちゃんの夢ですよね。

そして悲しいけど笑ってしまったのが、実は真砂子が祖父とよく似ていたこと。仕事ができる女(ホントに女子高生か?)だけどどこかズレてる。口癖やふぐの大喰らいっぷりや倒れるときの解説までホントに瓜二つ。これでは絶対に祖父の幻影を振り切ることなんてできないだろうな(笑)。

最後にフグの毒で痺れている真砂子を救ったのは眞悧でしょうか。この男は誰かが生死を彷徨う状況になると現れますね。彼の企みはわかりませんが、このシリアスムードの心象風景はいつ見てもスゴくて大好きです。真砂子は眞悧の持つ危うさがわかってるみたいで、彼女の言葉できっちり締まったと思った瞬間に「イカレちまったぜー」ぎゅ〜ん!!

次回も本当に楽しみです。

FX