EVERY LITTLE THING

深夜アニメ、音楽、映画、コミックの感想など

ベン・トー 5話 感想

面白かったなあ。今回はある意味つなぎの回でしたが、その分いろいろ楽しめるお話になってましたね。勘違いネタは爆笑だったし、あやめの描写はとても繊細だった気がするし、音楽は相変わらず最高でした。

とにかくラルフストアーに佐藤が登場した場面が笑えます。あまりにベタな変態ルックの佐藤とそれを目の当たりにした槍水先輩、白粉、二階堂の三人。それぞれのリアクションが次々とテンポよく切り替わって爆笑です。すっかり変態扱いされてる佐藤、何はともあれグッジョ〜ブ(笑)。

それから休憩室でのやり取りも可笑しい。このアニメではこの手のネタはちょこちょこ仕込まれていたけれど、どうせやるならこれくらいまとめてやってくれた方が面白い。ここでも困っている佐藤に対する槍水先輩、あやめ、マッちゃんのそれぞれのリアクションがいいですよね。というか槍水先輩については、どう思ったらいいのでしょうか(笑)。

一方、あやめの描写は気になりますね。佐藤が槍水先輩という言葉を口にするたびに反応するのは、単なる嫉妬心だけじゃないような気がします。「胸に手を当てて考えろ、バカ」と佐藤を足を踏んづけたりしてるし、何か佐藤が忘れてることがあるんじゃないでしょうか。それをあやめは自分から言い出せない理由があるのかもしれません。

そんなことをひとりで抱え込んで弁当を掻き込むあやめ。なんかもう切ない感じです。バックに流れる鍵盤の旋律がまたぴったりでそれを助長してきます。そして、ごはん粒がほっぺにくっついているのも気づかないくらいに一杯一杯な気持ちなのに、元気に振舞って部屋を出て行く彼女の姿を見せられて、もうグッときてしまいました。これは不覚にもしてやられたかも(笑)。

ところでこのアニメ、それぞれの登場人物にテーマ曲みたいなのがありますよね。バトル時に流れる曲やアイキャッチに使われている曲もそうですが、どれも力が入っていて挑戦的です。どことなく往年のプログレ臭が感じられるのも気に入っています。それに、今回の登場した女の子のあせびちゃんのがまたいいんですよ。これそのまんま「鈴木さえ子」って感じなんですけど、言いすぎでしょうか。もう勝手に懐かしいです(笑)。

さてお話の方は、単なる半額弁当争奪に東区と西区の抗争劇が加わって、ひとつの流れが見えてきました。新キャラが次々と出てくるので、使い切れるのかちょっと心配ですけど、どうなっていきますか。

次回も本当に楽しみです。

FX