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深夜アニメ、音楽、映画、コミックの感想など

今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?15

ピッコロさんの企画に参加させていただきます。
12月終了アニメで最終話まで見た作品は、以下の5作品です。

UN-GO
ストーリー:4
キャラクター性:4
画:3
演出:4
音楽:4
総合的な評価:4
合計:23

最初は印象の薄い作品でしたが、風守が登場してから俄然面白い。やっぱり私はこういうキャラが好きなのか(笑)。お話の方は興味深い題材を取り上げていて考えさせられます。新十郎は丸く収まったかに見える事件の真実を暴くのですが、その後の明確なビジョンまでは持ち合わせていません。そこに彼の青臭さを感じてしまうけど、そこまで彼に求めてはいけないかな。真実を直視してどうするかを決めるのは私たちなんですから。


へうげもの
ストーリー:5
キャラクター性:5
画:4
演出:5
音楽:4
総合的な評価:5
合計:28

面白かったです。戦国時代を数寄という着眼点で描く斬新さ。史実とされる通説を大胆かつ緻密に改変。これらが織り成すお話に登場する人物たちも実に魅力的でした。この作品の主人公は古田織部ですが、それ以上に千利休の生き様が印象に残ります。彼はただひたすら自らの業に突き動かされて生き、彼が企てた本能寺の変は最後まで諸将にその影を落とし続ける。私が持っていた茶聖のイメージは思いっきり覆されました(笑)。


ベン・トー
ストーリー:3
キャラクター性:4
画:4
演出:3
音楽:5
総合的な評価:3
合計:22

半額弁当を争奪するだけのお話なのですが、他のアニメと一線を画す不思議な魅力を放っていました。それは間違いなく音楽でしょう。おおよそアニメとは縁遠いと思われるジャズや往年のプログレっぽい音楽がバンバン使われています。氷結の魔女が登場するときは、トランペットがパララララーって妙にハードボイルドっぽかったりね(笑)。昔の漫画「炎の転校生」を彷彿とさせるバトルシーンも秀逸でした。


輪るピングドラム
ストーリー:4
キャラクター性:5
画:4
演出:5
音楽:5
総合的な評価:4
合計:27

今にして思うとこの作品、独自ワールド全開でやりたい放題だったように思います。それでもやっぱりあのバンクシーンや抽象的な心象風景などは素晴らしいんですよね。特に中央図書館「そらの孔分室」や最終話の運命の乗り換えの場面はホント圧巻です。こういうところは理屈ではないので、この作品は人を選ぶとか言われちゃうんでしょう(笑)。


WORKING´!!
ストーリー:3
キャラクター性:4
画:4
演出:4
音楽:3
総合的な評価:4
合計:22

抜群の安定感で安心して見ることができました。すでにキャラが立っているので何をやっても面白いですよね。ところで、この作品は2期なのですが1期はこんなに面白くなかったような記憶があります。体が受けつけない何かがあったんですよね。このギャップは何なんだろう(笑)。機会があれば、もう一度1期を見直してみようかなと思っています。


ベストキャラクター賞:夏芽真砂子(輪るピングドラム
ベストOP賞:「ノルニル」(輪るピングドラム
ベストED賞:「Fantasy」(UN-GO
ベスト声優賞・男性:田中信夫千利休へうげもの
ベスト声優賞・女性:阿澄佳奈種島ぽぷらWORKING´!!

以上、よろしくお願いいたします。

FX