Another 6話 感想
今回のお話、唐突な不連続さを感じるシーンや、違う場面のレイヤーを重ねてひとつの場面にしたような違和感があるシーンが多かったですよね。突然のダンスシーンとか、いったい何が起こったのかと(笑)。アバンなんかは録画失敗したのかと思っちゃったくらい違和感バリバリです。
いない者にされたせいなんでしょうか。恒一と鳴ちゃんがいるレイヤーと背景のレイヤーとでは、時間も空間も別物なんじゃないかと思える微妙なズレを感じます。教室の場面なんかは特にそう。それが気になりだしたら、二人が夜に語らう場面で明かりに照らされた水面がゆっくり流れてるのも、二人が屋上で語らう場面で空をゆっくりと雲が流れていくのも、二人が気づかないうちに背景が差し替わっていってるように思えてきます。
こうやって、この現象は始まっていくのかもしれません。ちょっとおかしなことが起きてるのに気に留らない。少しずつ、無自覚のまま記憶が置き換えられていく。3年3組の生徒たちに今ひとつ切迫感が感じられないのは、こういうことだからかもしれません。今までの犠牲者も目の前で亡くなったわけではないですしね。
でもラストはとってもヤバそう。あの血飛沫の様子、唯事ではないでしょう。3年3組の生徒たちも、全員がようやく自分たちの立ち位置を実感することになるんじゃないでしょうか。
次回も楽しみです。