偽物語 １０話 感想

全品１００円セール開催中のミスタードーナツ店内にひとり座ってる貝木さん、どー見ても場違いです（笑）。初登場時の不気味さはどこに行ってしまったか、すっかり小物に成り果ててしまいました。いや、詐欺師は相手を騙してなんぼ、正体が知れたら実はこんなものなのかもしれません。

それでも貝木さん、偶然出会った阿良々木くんの追及をのらりくらりと躱しつつ、ちゃっかり財布を巻き上げちゃうところはさすがです。阿良々木くんにしてみれば怒って当然なのに、その場の雰囲気が何となく仕様がないなあとなってしまうのが面白い。こういうところは彼の持ち味で、やはり食えない男ですよね。

そしてお話の方は、今まで偽物だ本物だと言葉遊びを繰り返してきましたが、ようやくそれらしい偽物の話を出してきました。月火ちゃんが本当の妹ではないってどういうことなんでしょうか。さあいよいよってところで、残り１話というのもスゴい話ですが、それだけにどんなオチを持ってくるのか大いに期待していますよ。

次回も楽しみです。