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深夜アニメ、音楽、映画、コミックの感想など

Another 8−11話 感想

このアニメって、いったい死者は誰なんだろうと推測する楽しみがありますが、それ以上に今度は誰にどんな不慮の死が訪れるんだろうという後ろめたい楽しみ方もあって、正直なところ私は後者なのです。映画「ファイナル・デスティネーション」に通ずるところがありますよね。不謹慎だなんて言わないでください(笑)。

そういう意味では、足を滑らせて転落というのはノーマルでしたが、その後の着地で見事なブリッジを披露した小椋さんは印象的でした。これって、実写だと単に気色悪い描写になってしまいそうですが、アニメだとそういった感じにはならないですね。むしろ悲惨さと笑いのまぶし加減が絶妙でセンスを感じます。

このアニメの作り手は、ホントにホラーが好きなんでしょうね。映画「オーメン」や「シャイニング」などを連想させる場面が随所にあるのも楽しいです。他にも望月くんの「助かっ・・・。」とか、杉浦さんの「私じゃないよ。」とか、単調にさせないホラーのお約束もちゃんと入れてあるし(笑)。

そして、お話の方は盛り上がってきました。今までと違って不慮の死ではない、明確な殺意による死の連鎖が始まる急展開。いったい死者は誰なのか、どうやってこの現象を止めるのか。私には全く想像がつきません。

次回も本当に楽しみです。

FX