なるほど、生きる希望を失った人間は何をしたって構わないなんてことはないのですが、由乃のしたいことはわかりました。それとは対照的に、ユッキーの方は行き当たりばったりでいったい何をしたいのかさっぱりわかりません。みねねはユッキーを叱り飛ばしてたけど、彼女は誰かさんのためにいっぺん死んでみせたわけですから当然でしょうね。
でもそんなユッキーを見ていると、なかなかリアルなキャラだなと思えてきます。誰でも助けるといえば、阿良々木さんとか上条さんがすぐ思い浮かぶけど、そんなんでうまくいくのは虚構の世界でのお話。現実にはそうはいきません。中途半端に手出しして、周囲に迷惑をかけ、その責任もどうやって取ればよいかわからず、大人に叱られてる。けっこうありがちな話ではあります。
そう思うと、ユッキーが最後にどう考え何をするのか興味がわきますね。このところの数話はずうっと殺伐とした状況が続いているので、できれば前向きな気持ちになれるラストを期待したいところですが、果たしてどうなるのでしょうか。
次回も楽しみです。