じょしらく 8話 感想
面白かったなあ。今回も大いに笑わせてもらったけど、どことなくお話の中に家族愛みたいな雰囲気を感じてしまいました。長女:ガンちゃん、次女:手寅、三女:マリーさん、四女:苦来ちゃん、五女:キグちゃん、みたいな(笑)。たぶん、彼女達から垣間見えるちょっとした相手への思いやりや信頼感が、家族のそれっぽく見えたからでしょう。
「とにかくひとりだけ苦しんでいるのを見過ごすわけにはいかないよ。」と熱く語るマリーさん。苦来ちゃんにとっては余計なお世話だったみたいですけど、マリーさんは冗談ではなくホントにそう思っていたに違いありません。それだけにアシ山下の影に怯え、膝を抱えてブルブルと震えてるマリーさんの姿はちょっと気の毒だったかなあ。
マリーさんが不憫な目にあうときの発端やきっかけには、たいがい手寅が絡んでいることが多いですよね。そして事態が収拾のつかない状況に陥ったとき、なぜかいち抜けた状態になってるのも手寅です。そんな彼女なんですが、今回に限っては苦来に「もう許してあげたら。」って言ってたのが印象的でした。
この表情、苦来って間違いなくマリーさんに甘えてますよね。まさに姉に対して、妹が当然の権利を行使してるって感じがします。きっと苦来は、マリーさんならこのくらい許してもらえるという信頼感を持ってると思うんです。何だかアニメ「みつどもえ」のみっちゃんとひとはを見てるみたいです(笑)。
ガンちゃん、いつになく大人じゃないですかー。マリーさんの挑発に乗らず、TPOをわきまえた対応をみせた姿に、長女らしさを感じませんか?
キグちゃんはやっぱり不登校児だったんですね。もう、このあたりの脆さ加減が末っ子って感じです。そして、ガンちゃんも、手寅も、マリーさんも、苦来も、キグちゃんのことを可愛い妹みたいに思ってるんじゃないかな。そんなことを想像したくなるのが、EDのこのワンシーンですよね。
落ち込んでいるキグちゃんを励ます4人。とにかく表情が優しいです。
このアニメ、基本は笑ってナンボなんですが、キャラは謎めいている部分があって、それをときどきチラッと見せることで単に笑わすだけではない雰囲気うまく漂わせていますよね。この絶妙なさじ加減、私は好みだったりします。
次回も楽しみですね。