氷菓 22話 感想
桜の花びらが風に舞い、千反田さんを包み込む。彼女の柔らかな笑顔を見たら、折木でなくともちょっぴりドキッとさせられて、幸せな気持ちになりそうです。このラストシーンは本当に美しかったなあ。
このアニメは、とにかく千反田さんを魅力的に描いていたと思います。ラストに彼女の一言や表情があったからこそ、心地よい余韻が残ったといえるエピソードも多かったですよね。
あの灰色を好む高校生だった折木が、初々しいティーンエイジャーの顔を見せるほどに変わっていったのも、千反田さんに出会って、淡い気持ちを意識しだしてからでした。
ラストは何とも含みのある終わり方で、その先が気になりますね。でもそれがどうあろうとも、それでいいと思えるのは、ふたりがまだ高校生だからでしょう。
お話も映像も美しい作品だったと思います。