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人類は衰退しました 11−12話 感想

面白かったかな、かな。何となく雰囲気に流されちゃった感はありますけど、「わたし」ちゃんの物語としてみれば、スジは通っていたと思うのです。時系列を遡っていった構成も効果的だったと思えます。

1〜2話ではどこかしら熟れた感じだった「わたし」ちゃん。そんな彼女の心の扉をひとつずつ開けていくと、社会人デビュー後に失敗をしてきた姿や、ボッチだった彼女が自分の居場所を見つけていった姿があって、私の彼女への思い入れはだんだんと強くなっていった気がします。

特にこの11〜12話は、仲違いしてた同級生が生涯の悪友になったり、幼いヤンデレっ娘が淑やかに成長したり、乱暴な男の子が心優しい少年に育ったりと、最終話らしくドラマチックなお話になっていてなかなか感動的でした。

これが時系列どおりだと、最後に一斤さんブシューとか加工チキンの叛乱を見ることになるので、これはこれで面白いけれど、「わたし」ちゃんの物語とはまた違ったお話になっちゃったかも知れませんね(笑)。

ところで、妖精のお茶会って何だったんでしょう。あの妖精さんは、幼い「わたし」ちゃんの夢の中にずっといて、毎晩ふたりでお茶会を開いてたってことだったんしょうか。「わたし」ちゃんが目を覚ますとそのことは忘却の彼方へ消えてしまっていたということなのかな?

それとも、妖精さんはずっとロボットの中にいて「わたし」ちゃんを見守り続けていたということなんでしょうか。このあたりのお話はよく理解できなかったけれど、妖精さんが「わたし」ちゃんの心の支えとなり、加護となっていたのは間違いないのでしょう。 

人類は衰退しました」、面白かったです。

FX