中二病でも恋がしたい! 8−11話 感想
見ていて気持ちが沈んでしまうような展開が続いてますよね。「中二病を卒業シナサイ、早く大人にナリナサイ。」って言われても、それがどういうことなのか、勇太も六花もわからない。自分で変な枷をはめてしまって無理してるのが何とも痛々しい感じです。
「片付けた方がいいものと、そうじゃないものの違いがわからない。」
六花って、根っからの中二病なんだと思います。というか、本当に好きなんでしょう。凸守ちゃんが持ってきた魔道石?に瞳を輝かせたり、コンビニおにぎりの開封をカッコいいと思ったり、やっぱりそれが素の彼女なんじゃないかなあ。
ところが周囲の人たちからは、その姿がお父さんの死を受け入れられずに逃避しているように見えてしまっていて、事態をややこしくしてる気がします。あたかも六花に中二病を卒業させることが、お父さんの死を受け入れさせることのようになってるけど、たぶん違う・・と思います。
「うん・・でも・・あれは車、ヘッドライトの光・・・。」
もうなんか泣けてきます。今の六花ちゃんは見てられません。勇太が眼帯をとれと言う。現実を受け止めろと言う。初めて好きになった男の子がそう言う。信じてるからそうする・・・。
今の勇太も見てられません。十花さんがそれは無責任だと言う。六花のことを大事に思うから無責任であっちゃいけないと思う。不可視境界線なんか無い。彼女のお父さんは墓の中。それが現実・・・。
でも、本当に十花さんが言うのが現実なんでしょうか。勇太にとっての現実は、目の前にいて自分のことを信じて待っている六花だと思うのです。勇太にはそれがわかってる。彼はもう一度王子様になれるでしょうか。
次回も楽しみです。