とある科学の超電磁砲S 5話 感想
目を背けたくなるような衝撃シーンがありました。でもなあ、現在同クールで放映されている別のアニメのおかげで慣れてきちゃってるのかもしれません。うーん、慣れってホント恐ろしいぞ(汗)。
さて、男の子の能力者がとっても残虐でしたが、彼もある意味慣れちゃったんでしょうね。最初は恐れはばかりながら始めたことも、次第に慣れてきてぞんざいになっていくのが人間です。ミサカ妹のクローンは9000番台でしたから、それはもう数えきれないくらい同じことを繰り返してると思われ、この実験に関わってる人たちはみんな正常な感覚が麻痺しちゃってるじゃないかな。
ところで、ミサカ妹は完全に実験動物のような扱いをされていますね。今の世の中も医薬品や医療機器の開発には量産された実験動物が使われる場合がありますが、その実態は一般人に知らされることはほとんどありません。私たちはあまりそのことを知らずに恩恵を受けているわけです。
たとえそのことを知ったとしても、世のため人のために役立ってるんだから仕方ないと割り切っちゃう人が多いような気がします。この「世のため人のため」というのが重要なところですよね。
レベル6を産み出すこと、そのためにミサカ妹を量産し殺害することが、どのように世のため人のためになるんでしょうか。その説明を聞いて、多くの人が止むを得ないと容認するなら、この目を背けたくなる実験の完遂もありかもしれません。
でもそれは語られないんだろうなあ、1期でもそうだったし。それに中学生の美琴ができることだって限界がありますよね。せいぜい頑張っても巨悪に切って捨てられたトカゲの尻尾をバンバンと踏みつけるくらいが関の山のような気がします。
このあたりをうまいこと処理して、面白く仕上げてくれるといいなと期待していますが、果たしてどうなるんでしょうか。今回、かなり衝撃的な導入だったんでハードルも上がっちゃってるし(笑)。
次回も楽しみです。