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進撃の巨人 12話 感想

作戦は失敗に終わったのか。ピクシスやイアンたちのやり取りは見応えがありましたね。元々うまくいくかどうかはわからない作戦です。でも今はそれしかない。だからこそ精鋭の中の精鋭を最前線に送り込んだピクシス。当然、不退転の決意を貫き通します。

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一方、現場指揮官のイアンもそれに応えます。当初の作戦は失敗しました。でもそれを取り返しのつかない失敗にしないよう、エレンを回収するまで巨人から守る作戦に変更し、浮き足立った現場の統制を保つ。

この場面が引き締まって映えるのは、ピクシスもイアンも自分のやるべきことを理解し、自らの言動に責任を持ちそれをやりきろうとする姿があったからですよね。

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でも、きっとピクシスもイアンも最初からそんなことができたわけではない。そこへジャンの姿をスッと重ねてくるのがニクいなあ。彼の行動と言葉が印象的でした。

「俺のせいで誰かが死ぬのはもうごめんだ!」

二度と後悔したくない、そんな気持ちが自分を変える原動力になる。一度失敗したって、それを払拭するチャンスは必ず巡ってきます。そうやって以前の自分をポーンと飛び越えていったジャンの姿にも心打たれるものがありました。彼もいつかリーダーのひとりになる、そんな気がします。

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誰だって、この世に生まれてきたからには自分らしく生きたいと願います。このアニメはそのためにどうすべきなのかを執拗に描き続けてますよね。そのメッセージを絵空事と受け流すのか、真正面から受け止めるのか。ものすごく真剣に問いかけてきてるんじゃないでしょうか(汗)。

次回も楽しみです。

FX