初めて現場に投入された子たちなのでしょうか。のっけから容赦ない洗礼の数々。救助するのが仕事だと教えられてきたのに、助けたら叱られ、さらには救助活動そのものを拒まれちゃうなんて。こんな目に遭ったら「どないせいっちゅーねん!」と悪態をつきたくもなりますね(笑)。
罪の償いを全うせず束の間の自由に流されて、いつかこうなるとわかっていて、結局どうしようもなくなって観念した男。そんな男が死を覚悟した姿を見て、「何で、どうやったらそんなに強くなれるんですか?」と尋ねる荊ちゃん。私には男が弱い人間に見えていたので、そのギャップが印象的でした。
無責任な約束をついつい口にしてしまう葵ちゃんといい、どこかしら未熟さを漂わせるコッペリオンたち。彼女たちは、助かりたいと願う人たちを次々と助けるイメージを持っていたのかもしれません。しかしながら現実は漠然と思い描いていたのとは違って、自分たちの無力さを思い知らされる結果に・・・。
仕事は結果が全てかもしれません。でもやりがいは別のところにあるものです。最後に少女が残した伝言の「ありがとう」と「がんばれ」は、もうそれだけで十分ですよね。だから私たちは明日も頑張れる。よいラストでした。
次回も楽しみです。