EVERY LITTLE THING

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境界の彼方 3話 感想

秋人とカップ麺をすすってた栗山さんとの会話が面白かったです。一万円札を渡そうとする秋人、受け取ってしまった栗山さん、お互いをよく知らない男女を結びつけるものはやっぱりお金なんですね(笑)。でも、この場面、ちょっと考えさせられるなあ。

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秋人はずいぶんと無神経な感じがします。栗山さんにお金を受け取ってもらおうと思ったら、普通だったらお金は少なくとも封筒に入れるなりして、相手が受け取りやすい言い回しを考えて渡すところです。それを上から目線でホイっと裸の一万円札を手渡そうとしちゃう。 別に彼は意図的にそうしたわけではなく、無自覚にやってるんでしょう。

でもこれが栗山さんにとっては大問題で、結果的に信念が揺らいでしまう自分の不甲斐なさに不愉快な思いをさせられることになるわけです。お金を受け取ってしまった彼女にとっては、過去にトラウマとなったあの出来事での自分と今の自分は何ら変わってないことを突きつけられたのと同じですものね。

この後、秋人は栗山さんのあの出来事を知ることになりました。なぜ美月がそんなことを秋人に教えたのかはわかりませんが、とにかく彼は栗山さんのことをひとつ知ったわけです。そこで彼は、栗山さんに自分を受け入れてもらえるにはどうすべきか考え出した。彼のお節介にも心がこもりはじめたようで、これから二人の距離は縮まっていくんでしょう。

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ところで、あの出来事の女の子には突っ込まずにいられません。名前は唯だけど、どう見たってこりゃ律ちゃんでしょ。カチューシャもそうだけど、口許に白い歯を見せてニカっと微笑む表情が懐かしい。私にはちょっとしたサービスシーンだったけど、彼女の出番はもうないんだろうなあ。

次回も楽しみです。

FX