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『ローリング☆ガールズ』6話 感想

面白かったなあ。まさに最高のエンターテインメント回だったんじゃないでしょうか。病院での望未たちと親方のやりとりに爆笑。迷いを吹っ切った友亀と姫子の真剣な眼差し、息もつかせぬレース展開、そして成し遂げられた世代交代と新しい時代の幕開けに感動。

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「栄光に向かって走る あの列車に乗って行こう。」

すごいなと思ったのは、この世代交代の描写の見事さです。それは古い世代が明け渡すものじゃない。新しい世代が奪い取るものでもない。旧世代と新世代がともに成し遂げていくものだっていうところ。

ダンディが友亀相手に走ったように、親方が姫子の鯱鉾を認めたように、旧世代は新世代と真正面から向き合って、その思いをしっかりと汲み取ってやらなくちゃいけない。そうしたら若者たちは勇気百倍になって、おっさんたちをポーンと飛び越えていくんだよなあ。

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それと新しい時代は友亀と姫子みたいな選ばれた者の力だけじゃなくて、望未たちのような普通の人たちの支えがあってこそ切り開かれるっていうのも素晴らしいって思うのです。望未たちがマッチャグリーンの代役として一生懸命に頑張ったことが結果として実を結んだのは、見ていた私もやっぱり嬉しい。

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名古屋城に乗っかったバイクとジャンボエビフライの鯱鉾は、正直なんか微妙な感じはありますね(笑)。でも確かに気持ちは伝わってきます。そして、それはこの『ローリング☆ガールズ』という作品にも通じるところがあるって思うのです。私はこの作品にどこかしら新しい息吹を感じています。

次回も本当に楽しみです。

FX