君に届け 4話 感想
今まで爽子さんのモノローグで綴られる彼女の思いと周囲とのズレっぷりが楽しかったですが、今回のお話では一転してしまいました。純粋な彼女のモノローグは受け入れやすいものなので、悲しい気持ちのときはけっこう辛くなりますね。いやホント。
今回のお話みたいな場合、自己評価の低い人はすぐに身を引く選択をしがちだと思います。両親にまで気を使っていたと思われる爽子さんは、やっぱり身を引いてしまい、それが周囲との溝も深めてしまいました。
ところがこのまま鬱状態で終わると思いきや、ラストの彼女は自問自答していました。そばにいてくれた風早くんたちとの関わりを通して、彼女が大事なものを掴みかけているんだなと思うと、頑張ってと応援をしてしまいます。
あと今回のお話では、矢野さんと吉田さんを丁寧に描いてくれたのが個人的にうれしかったです。ちょっと心配だったのですよ、底の浅い人物にされるんじゃないかと。特に矢野さんはお気に入りなのでよかった。
次回も楽しみですね。