君に届け 8話 感想
「恋か・・、理解するのが難しい感情のひとつだね。ホルモンの分泌の反応に過ぎないことは明白なのに、人はそれに依存しようとする。」「そんなことないよお、素敵な気持ちじゃない。」
「恋は素敵な気持ち。」と私も思います。鼓動がドキドキとか、頬が真っ赤に染まったり、サッカーボールを持ったまま風早に爽子が送る視線は、まさに恋する乙女です。爽子はとうとう風早に対する自分の気持ちに気づいたんですね。爽子は、その気持ちをどう表現していくのか楽しみです。
一方、夕暮れの教室の窓から外を見つめる胡桃は何を思っているのでしょうか。私には、ちょっと過小評価していた爽子が、思いのほか風早の心を掴んでいたことを目の当たりにし、ショックを受けていたように思えました。そして、どうするかを考えているようにも見えます。
胡桃の友達関係は、とてつもない綱渡りのように思えます。しかしながらそれを見事に渡り続けてきたのでしょうか。彼女が爽子を見つめた時の瞳のアップには、何やら冷たいものも感じられ、彼女がどんな人物なのか、とても興味が湧きました。
この8話までに、爽子以外の登場人物の人柄が少しずつ明かされてきて、そして爽子が人生最良の時を迎えつつある状況になるにつれ、私にとって爽子の魅力は薄くなっていき、周囲の人物の方が見ていて楽しいです。
つまり、仮面ライダーより死神博士、キカイダーよりハカイダーが好きな私にとっては、爽子より断然、胡桃です。戦隊モノや合体ロボットモノなら赤い人より青い人に魅了されてきた私のとっては、爽子より断然、矢野ということです。なんのこっちゃわかりませんね(汗)。
どうせなら胡桃の計算された攻撃に苦戦する戦闘経験の少ない爽子が、矢野の援護射撃によって勝利する展開なんかを観てみたいです。もちろん敵役としての胡桃も魅力いっぱいに描いてもらって。
次回、楽しみになってきました。