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とある科学の超電磁砲 12話 感想

「もちろんあきらめるつもりはない。もう一度やり直すさ。刑務所だろうと世界の果てだろうと、私の頭脳はここにあるのだから。ただし、今後も手段を選ぶつもりはない。気に入らなければそのときはまた、邪魔しに来たまえ。」

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木山先生、この性格はあっぱれです。今回の事件に巻き込まれた人に刺されても知りません。でもアニメキャラとしてはとても魅力的でしたよ。今回のエピソードで私はすっかり木山先生のファンになりました。

ところで、レベルアッパーのエピソードは、これで完結なのでしょうか。しばらくアニメから遠ざかっていたこともあるかと思いますが、私にとっては少し物足りなさが残ってしまいました。

お話としては、4人の等身大の目線から語られた感じがしますよね。その立ち位置で観た方は、素直に感動したのではないかと思います。純粋に木山を信じることで局面を打開しようとする初春と美琴の姿やラストの初春に抱きつく佐天の姿は、観ている私もジーンってきましたもの。

でも等身大の目線ゆえに、そもそも能力向上をナゼ目指すのかについては極めて個人的な理由しか示されず、レベルアッパーはナゼ使ってはいけないのかについてもラストの美琴の浮かない顔と黒子の代弁で示されただけにとどまりました。

レベルアッパーのエピソードが本来持つスケール感と4人の等身大の目線が釣り合っていないところに私は物足りなさを感じたのかもしれません。逆に7話くらいまでは、お話のスケール感がちょうど良かったので楽しめたのかな。この辺のバランスは難しいところですけど、今回はもうちょっと踏み込んでくれたらなあ、なんて勝手に思ったりしました。

もう一つは、私の好みの問題ですけど、巨大な怪物相手のバトルでの美琴の圧倒的な破壊力が大味に感じられてしまったことでしょうか。1話や5話での美琴の一撃はとても印象的だったのでちょっと残念です。逆に私の好みは、閉鎖された空間で緊迫感がビンビン伝わってくる黒子のバトルであることを再認識してしまいました。

ああ、なんか愚痴っぽい感想になってますね。レベルアッパー、けっこう期待が大きかっただけについつい・・・。佐天も美琴も新たな気づきはあったものの、それぞれの立場は最初と変わってないので、そこに何か進展がほしいなあ・・・今後に期待かなあ。

次回も楽しみにしています。

FX