君に届け 20話 感想
つくづく興味深い千鶴と龍の行動ですが、私は18話を見た時からずっと確信に近い思い込みに支配されていて、そういう色眼鏡で二人を見ています。ここから先は、かなり暴走しているので、まあ、お馬鹿なことを書いてると軽く流しながら読んでいただければと思います。
龍は、千鶴が自分のことを好きだと確信していたのです。それはもう絶対の自信で思い込んでいたのです。だから、兄である徹のことが好きだと言う千鶴を見ていても、それは恋愛感情ではない単なる憧れだと見切っていて、その夢はいつか覚めると思っていたんです。そして、夢から覚めた千鶴は、彼女自身で実は龍が好きだったことに気づくはずと考えていたんです。
だから千鶴の「私は最初から失恋するために徹を好きになったわけじゃない。」という言葉を、龍はすぐには理解できなかったんじゃないかな。「クソ馬鹿たれが〜。」って言われて、やっと千鶴の気持ちを理解した!!。途端にヤバいと思い出して、風早〜、俺ってば、とんでもないことしちゃった、どうしよう、という心境なんじゃないでしょうか。
一方、千鶴はといえば、実はなんと龍の確信どおりなんです。だから徹への憧れを恋愛感情だと勘違いしています。そこは龍の思い込みが当たっているのだけれど、ただ彼の思い込みよりずっと千鶴は一所懸命だったんですよ。だから一生懸命さを馬鹿にされたように聞こえた龍の言葉に、千鶴はムカついたんでしょうね。そして彼女は大泣きします。それは振られた悲しみではなく、龍に対する思いなわけで・・・。
で、これからどうなるのということですが、ここは龍が男らしく決めてほしいと思います。もう千鶴は夢から覚めたんです。ド真ん中にストレートを投げ込んでほしい。はぐらかされるんじゃないかって?。いやいや、千鶴ちゃんはそんなことしないと思いますよ。
次回も楽しみです。