EVERY LITTLE THING

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みつどもえ 9話 感想

このところ実に安定して面白い「みつどもえ」でしたが、それ故に若干もの足りなさを感じ始めたところでもありました。そんな心を見透かしたように、このアニメは無声エピソードみたいなちょっと斜め上のことをやってきたんですけど、こういうのはうれしいですよね。

この9話は、トータルアルバムって感じです。ちょっと言い方が古くさいのは勘弁ください(笑)。各エピソードの質感凹凸がきちんと抑えられていて、その繋ぎ方も考えられたものになっています。ビートルズのアルバムで言うと、「ラバー・ソウル」とか「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」みたい。かーなり無理矢理ですけど・・・・(汗)。

でも、「みつどもえ」って、1話から9話まで明らかに進化を遂げてきているアニメですよね。アニメ自体がちょっとずつ成長してきている感じがします。何となく、ビートルズディスコグラフィーと符合するような気もしてきます・・・・。そこで、ちょっと並べてみました。

1話:Please Please Me
2話:With The Beatles
3話:A Hard Day's Night
4話:Beatles For Sale
5話:Help!
6話:Rubber Soul
7話:Revolver
8話:A Collection Of Beatles Oldies
9話:Sergeant Pepper's Lonely Hearts Club Band
10話:The Beatles
11話:Yellow Submarine
12話:Abbey Road
13話:Let It Be

う〜ん、微妙。でもこの感覚はわかる人にはわかるはず(笑)。すみません、自己満足ですね。10話以降も合っていそうなら記事にしよう。

ところで、三つ子をビートルズのメンバーで例えるとこんな感じじゃないでしょうか。

みっちゃんは、ジョンです。最初から完成形でデビューした天才。どんな曲でもジョンが歌えば何とかなっちゃうんですが、どんなお話でもみっちゃんが登場すればきちんとオチます。「むしゃこら」とか「醜い鏡餅!」なんか、雰囲気的にジョンが歌詞に使いそうな言葉ですよね。

ふたばは、ポールです。ソロだとどうしても曲が甘ったるくなるけど、誰かと組むと珠玉の名曲を紡ぎだすところは、そっくりだと思います。曲がポップで明るいイメージなのも似てます。

ひとはは、ジョージ。このアニメの中で成長していく姿はビートルズの中で大きく飛躍していったジョージの姿と重なります。ちなみに、ガチレンジャーはインド音楽で、松岡さんはエリック・クラプトンかもしれません。

で、肝心の9話の感想を書いてないですね。まあビートルズを引き合いに出したくらい、私にはお気に入りのお話だったんです。

みっちゃん祭りだったですよね。かわいらしい膝カックンとか、追いかけていた猪のパンツが賽銭箱に落ちてしまったのを見るや柏手を打って、「今年は、良いことありますように、み・つ・ど・も・え。」ですもん。もう言うことはありません。

ひとはだって「ま、いいか。」とか、「みつどもえ〜。」ですものね。もう言うことはありませんよ。

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ふたばには、真冬にスクール水着で氷上うつぶせスケーティングさせた上に、お尻を蹴らせて「気持ちいいー。」ですもんね。EDは「美しく青きドナウ」。このアニメの変態っぷりにホント、もう言うことはありませんね。

次回も楽しみだなあ。

FX