みつどもえ 11話 感想
最後のみっちゃんのお話に爆笑です。みっちゃんが誘拐されたと思い込んで懸命に脱出を図るんですが、その勘違いっぷりが本当に可笑しい。ただそのお話をやるのに、みっちゃんを包帯で縛り上げて自由を奪い、頭をぶつけながら這いずり回らせるのが「みつどもえ」なんですよね・・・不憫なり、みっちゃん(涙)。
一方、強烈なインパクトを放ったのは、杉崎のお母さん。でも彼女みたいな真性◯◯なキャラは「みつどもえ」の中ではかなり異質な感じがします。からまれているみっちゃんを見ている分にはいつもと変わりませんが、からんでいる彼女の方は危険な存在かもしれません。
なぜなら「みつどもえ」には様々な変態ネタや変態オチがありましたけど、発端は小学生の無邪気さや好奇心とか相手への勘違いな好意なんですよね。そして結果的に自滅したり巻き込まれ被害に会うことが多い。自らそれを自覚して◯◯行為に及ぶ者はいなかったと思います。
このことは「みつどもえ」を観ている人にとっても、作り手にとっても、ある意味で免罪符みたいなものですよね。そこへあえて杉崎のお母さんみたいなキャラを登場させてきたというのは、逆に免罪符なんて放り出してどんどん行くぞという意気込みの表れなんでしょうか。
たしかに11話では、三つ子のいたぶり方も、お話の変態っぷりも、ますます過激になってきてる感じがします。すこーし密室の息苦しさを漂わす笑いもこのアニメのテイストのひとつですもんね。
次回も楽しみです。