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それでも町は廻っている 二番地 感想

歩鳥とそれを取り巻く人たちとのやりとりに何とも暖かい雰囲気が漂っていますね。歩鳥を見ているのも楽しくなってきて、なかなか面白かったです。

「がきんちょ」そのまんまの歩鳥。そういられるのは、周りの人たちからずっと愛されてきたからとわかります。「牛乳飲んだら、ちっとはデカくなるかもしれねーぞ。」「やっぱりお前かぁ〜。」「ほれ、カレー食べな。」ってな風に、からかわれたり、叱られたり、慰められたりとホント周囲に構ってもらってます。

そして、なかなかの面構えのおっさん達。でも何となくウキばあさんはちょっと苦手そうな雰囲気です。そんなところに、お互い年を重ねても叱り叱られの関係は変わってないような繋がりを感じたりしてね。

矢印を追ってシーサイドにやって来たおっさん達が「来てた!」ってずっこけたり、お冷、コーヒー、カツカレーみたいな歩鳥たちのボケっぷりは、さながら吉本新喜劇のよう。ここで笑えなかった人も、夕飯前にカツカレーを食べるおっさん達の人の良さを心地よく感じたら、このアニメにハマっていくんじゃないでしょうか。

いやー、何とも言えない暖かさがこの町には漂っているんですよね。

歩鳥とおまわりさんとの掛け合いも楽しい。「しょ〜んぼりバーガーと同じなんだ、君は!」と渾身のおまわりさんに対して、「じゃあ、パンだけ食べれば〜」なんてとても女子高生とは思えない「がきんちょ」っぷりで切り返す歩鳥です。あと「メガポリっ」とかね(笑)。

このあたりの波長が合ってくると、最初の方の辰野さんと歩鳥の会話も心地よくなってます。「セブンイレブン?」とか、「あれって上と下ひっくり返しても大丈夫なもんだったのかな〜、いまだに不安になるよ。」みたいなボケや言い回しをする歩鳥が愛しくなってるんです。

たぶん今回のお話を観ていた私は、至福の和やか顔だったんだろうな(笑)。

次回も本当に楽しみです。

FX