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それでも町は廻っている 十一番地 感想

冒頭から歩鳥の水着が流されちゃって、どんな話になるのかなと思っていたら、まさに風が吹くと桶屋が儲かるみたいなお話でした。Aパートの話とBパートの話がうまくひとつにまとめられた構成になっていて面白かったです。

Aパートでは、因果関係があるような無いような繋がりを持ったお話が続くんです。季節外れの台風の接近、ジョセフィーヌの散歩、歩鳥の夢とオチ、翌朝の歩鳥とジョセフィーヌの様子に至るまで、やけにそれぞれの繋がりが印象に残るお話になっていますよね。

そんな風に因果関係を刷り込まれているので、Bパートの最後の真田とタッツンの強い思いが、本当に雨を降らせ高波を呼んだみたいな雰囲気をより高めています。Aパートの話とBパートの話は、本来別モノなんでしょうけど夏の悪天候が絡んでいることも相まって、まるでひとつのお話みたいに錯覚させられるのが面白いです。

もしかしたら突如登場した「ビンボウくん」は、ジョセフィーヌが本編に出演したことによる穴埋めで、これもスタッフがあくまで因果関係にこだわった結果なんじゃないかと思ったりして・・・・。このアニメって、なんかそんな雰囲気を持ってますもんね(笑)。

次回も本当に楽しみです。

FX