あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 10話 感想
どこまでも絡み付いてくるめんまの存在を誰も振り切ることができない。打ち上げられた花火は、まるでめんまの幻影に打ち砕かれたロケットみたいでした。
めんまは何にも悪いことなんてしてないですよね。ただみんなと仲良くしていたい、そしてみんなが仲良くしてほしいと思っているだけ。ところが自分のせいでそれが叶わない。彼女はそう自覚しているからこそ、改めてみんなの前で成仏しようとする。それがとても悲しい。
一方、じんたん達はそれぞれの恋慕や自責の念に囚われて、めんまの思いに気づけないでいます。人は過去を変えることはできないけど、それをどう捉えるかで未来は変わる。じんたん達がめんまの思いに気づいたとき、きっとみんな解放されていくんじゃないかなって思えてきました。
あの日、秘密基地で起こった出来事は、リハーサルなしで再現できるほどみんなの記憶に刻み付けられています。でもめんまの死の真相は誰も知らない。そこにめんまの本当の思いがあって、それを知ったみんなは・・・なんていう最終話を期待してしまいます。
次回、どうなるのでしょうか・・・。