へうげもの 25話 感想
丿貫、秀長、秀吉。それぞれが思惑を通そうとする様子は見ていて心地よかったです。どこまで押すか、どこまで乗るか、どこで収めるのか。そうしたことを弁えている面子だから、駆け引き自体がちゃんとユーモアとしても成り立っています。まあ、秀長がかか様を引っぱりだしたのは反則かもしれませんけどね(笑)。
それにしてもかか様のインパクトは強烈でした。「クソ戯けめが!、そこに座りゃ。」と一喝、しぶしぶ座る秀吉に説教をたれちゃう。「返事は藤吉?、返事はっ!」と詰め寄られて冷汗たらたらの秀吉が可笑しい。何歳になろうと親は親、子は子なんだなあ。息子が天下人になっても、そんな関係を保っている秀吉親子が何気に好印象でした。
一方、われらが主人公の古織の迷走は続きます。古に思いを馳せるといっても、さすがにやりすぎですよね。利休からついに未熟者だと言い渡されて落ち込んでしまいました。もがく古織ですが、ラストの一言が印象に残ります。薄板にて立派に見せんとしても、無駄なあがきよ・・・。何かを掴みかけているのかも?!
次回も楽しみですね。