輪るピングドラム １４−１５話 感想

夏芽真砂子が仲居さん姿で登場。いいなあ。後ろ姿のままの口上といい、ズバッと着物を脱ぎ捨てる姿といい、実に決まっています。しかも露天風呂でのピンポン対決を征し、最後は海に飛び込んで去っていく。なるほど、だから水着だったんですね。すべては計画通りというわけですか。ゲッツしたのは偽の日記でしたけどね（笑）。

しかしまあ、この奇想天外な露天風呂ピンポン対決以外は、重苦しい雰囲気だったなあ。全裸にされて赤い縄で縛られた苹果ちゃんはセーフでしたが、子供時代のゆりちゃんはパパにいったい何をされていたのか。パパのタワー、運命の乗り換え、業火に焼かれる桃果、どことなく淫靡な背徳感がそこら中に漂っています。

運命を乗り換えるなんてことは、きっとやってはいけないことなんですよ。でも満たされない者たちは、わかっていてもそれを求め、それを知ってしまった者たちは堕ちていくしかないのかもしれません。運命を素直に受け入れる以外にそこから抜け出す方法ってあるんでしょうか？

次回も楽しみです。