偽物語 7話 感想
偽物語もガハラさんのお話だったのか(笑)。化物語のときもそうでしたが、彼女のエピソードはオチが美しいし、きれいな余韻が残りますね。
貝木とガハラさんの対決。最初は、大人にいいようにされた子供が仕返しに行くお話かと思って見てたら、まさかの展開にビックリです。けじめをつけるって、そう言う意味だったとはね。なるほど後生大事に「ゴーストバスター」なんて名刺を持っていたわけです。
彼女が貝木を憎んでいるのは間違いありません。でもそれは結果として騙されていたとわかったからです。騙されたと気づくまでは、貝木を好意的に見ていたのは否めない。細かいことはわかりませんが、さぞかし親身な騙しっぷりだったんでしょう。「あなたのそういうところが・・・」の表情からそんなことを感じました。
こんな気持ちは、彼女の胸の内にそっとしまっておいてもよかったはずです。こんなけじめもしなくたってよかったはずです。それを敢えて阿良々木くんの前でやってみせた彼女の真意はどこにあるんでしょうか。
女の子らしい狡猾さと思えなくもありません。阿良々木くんに身を委ねる前に、念のため彼を試しているわけです。頭の良い彼女ですから、そうして阿良々木くんに改めて覚悟を決めさせようと考えたのかもしれません。彼はなんだかんだとモテるから(笑)。
いやいや、阿良々木くんへの一途な想いがそうさせたんだと素直に受取ることも、もちろんできます。ただ阿良々木くんのことが好きで、彼を信頼しているからこそ、そうしたんだと。お話的には断然こっちですけどね。
「今夜はわたしに、やさしくしなさい・・・。」
いずれにしても、阿良々木くんの答えはひとつしかありませんよね。
次回も本当に楽しみです。