ヨルムンガンド PERFECT ORDER 18話 感想
面白かったです。何か切り札が繰り出されるのかと思ってたら、負けることが作戦だったとは。持て余した秘密組織の解体と後始末をキャスパーとココにやらせてしまったわけですから、日野木という男、なかなかの食わせ者だったんじゃないでしょうか。
そんな日野木にトージョは翻弄されっぱなしでしたね。予想外の派手なドンパチ展開と思いきや終わってみれば日の当たるものもしっかり闇の中。偽装結婚していると思いきや実は幸せそうな家庭を持っていた。こういうのを見せつけられたら、もう笑うしかないよなあ。
でも、日野木はトージョを買っているようです。他のSR班のメンバーは武器に飲み込まれて死んでいきました。トージョは武器商人の私兵部隊に所属しながらも武器に飲み込まれずに生き残っています。それを才能と評価するのは、武器による組織の変質を止められなかった日野木らしい視点ですよね。
ラスト、日野木が「おいトージョ、お前はまた必ずここに来る。」なんて言いました。たぶん冗談なんでしょうが、何だか本当に企てているような気にさせられます。この男ならやりかねないと思ったのか、あのココが心配していたくらいですからね。
こんな風に最後まで腹の中を読ませないところも、さすが元スパイマスターと呼ばれた男、と言えるんじゃないかな(笑)。
次回も本当に楽しみです。