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俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 4話 感想

前期は12話までしか見てないので、大まかな事情を察することはできたけど、細かいところまではよくわからなかったというのが正直なところ。でも、何となく興味深いお話ではありました。

桐乃とリアの競争シーンがあったけど、挫折を知ってる京介、まさに挫折に直面しかけている桐乃、そして未だ挫折という経験をしたことがないであろうリアの三者三様に思いを向けると、いろいろ考えちゃいますね。

リアは走ること以外はあんまり関心がない。アキバでもちょっと退屈そうでした。逆に走ることに関しては絶対に負けないという自負があって、桐乃にリベンジするために日本にやって来た。

この日本に来たというのが重要で、リアは桐乃を加速させたお兄ちゃんがいる日本で勝ってこそ本当のリベンジと考えていたんじゃないかな。桐乃を加速させたものが何だったのか、それを執拗に気にしてたのは、その条件下で桐乃に勝たないと意味がないからでしょう。そして、キッチリ勝ったわけです。

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逆に桐乃から見れば今回は完敗です。何でも頑張って乗り越えてきた彼女にとって、初めて超えられない壁に直面したのかもしれません。だいたいこういうときですよ、「私は何で陸上競技やってるんだろう。」とか考えちゃうのって。

陸上競技ではたぶん一番になれない。それを実感したときに陸上競技での自分の立ち位置を決めていくことになるんです。そうしたことの積み重ねでその人の生き方って定まっていくような気がします。桐乃はどういう結論を出していくのかなあ。

一方、京介はどうでしょうか。彼は自分でも言ってたけど、妹に何でも抜かされて、きっとその度に結論を出し、それを積み上げてきて今の姿があるんですよね。前に平凡が一番なんて達観しているように言ってましたが、内心はそこまで割り切れてないでしょう。そして、そういう兄の姿を桐乃はどう見てきたのかなあ。

そんなことを考えながら見てたら、ラストで桐乃から思わぬお願いが・・・。おお、もしかして今回の一件で桐乃に心境の変化があったのか!

いやいや、きっとたわい無いお話しなんだろうな、期待しちゃいけない(笑)。でも面白くなってきました。やっぱりこのアニメ、京介と桐乃がメインじゃないとね。ようやく調子、出てきたんじゃないでしょうか。

次回も楽しみです。 

FX