境界の彼方 5話 感想
栗山さんから私に近づかないでくださいオーラがなくなって、貧乏でいつもおなかを空かせている女の子ネタが可愛らしくはまってきた気がします。彼女が吹っ切れたことで、それが美月を感化していく様子も見ていて柔らかな気持ちにさせられたし、エンディングの余韻もなかなかよかったと思います。
でも栗山さん、なんか危なっかしい感じがします。自分の成功体験を周りにシェアするのは良いことだけど、周囲の人にはそれなりの事情があったりするわけで、その辺を余り考えずに美月をお祭りに連れ出してしまったのは、何か問題になったりしないのかしら。
名瀬家の人間はなぜお祭りに行っちゃいけないのか。異界士はなぜ「ひとり」でなきゃいけないのか。そのことはまだ明かされていないと思うけど、ただ一人は寂しいからなんて無邪気な理由が通用するほど世間は甘くないはずで、これは栗山さんたちに突きつけられる課題になりそうな気がします・・・。
それと栗山さんのもう一つの課題は、桜との関係ですよね。周囲との関係を絶ってひっそり生きるならいいのかもしれませんが、笑顔で自分らしい人生を送りたいなら、桜とのわだかまりを解かねばなりません。なんだか、犯罪者の被害者家族に対する償いはどうあるべきか、みたいな感じでちょっと注目しています。
次回も本当に楽しみです。