<物語>シリーズ セカンドシーズン 24話 感想
貝木とガハラさんの会話はホント面白い。中年男性が女子高生相手に何やってんだ的なところはあるものの、実は貝木は子供相手に面倒くさいことを仕方なくやらされている風に見られることを意識しながら、なんだかんだと楽しんでるんじゃないでしょうか(笑)。
ガハラさんに対しては「大人はそう簡単には仕事を投げ出さない。」などと言って子供扱いしているし、羽川さんに対しては「子供がそこまで畏まった言葉遣いをするものじゃないぞ。」と彼女に子供を強要しているのは、自分が楽しんでいると思われるのを避けるために大人対子供という立ち位置を確認しているように思えます。
そんなところが、小物で生真面目な中年男に見えてしまいますが、おっと騙されちゃいけない。彼はきちんと臥煙先輩の意図を読み取ったうえで三百万円を騙し取る男ですから、やっぱりちゃんとした詐欺師なのでした。そして、何となくガハラさんを気にかけているように見えるんだけど、ホントのところはやっぱりよくわからないという実に含みのある詐欺師らしい詐欺師、好きだわ〜。
ところで、ホテルの窓の外に見えるディスプレイに大写しになっているガハラさん。映画「ブレードランナー」のパロですね。その前の場面で夜景のビルから炎が上がるのを目にして、なんか雰囲気が似てるなあと思っていたら、このガハラさんの大写しで笑っちゃいました。このあとガハラさん、指先に摘んでる粒を口に入れるんですが、それも映画と同じです。
これって「強力わかもと」という胃腸薬?の宣伝なんですけど、しっかりガハラさんも宣伝してたのが可笑しい。
次回も楽しみです。