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ちはやふる2 8話 感想

千早たちの成長も然ることながら、瑞沢かるた部も進化してきてます。戦略的な筑波くんスタメン起用は、瑞沢かるた部にとって大きな転機といえるんじゃないかな。

机くん、実は自らのプレーヤーとしての目標は達成してしまってたんじゃないかと思えます。これ以上強くなろうとする気持ちは、他の部員ほどではないのかもしれません。むしろ、チームスタッフとして力を発揮することに魅力を感じてるように見えますね。だから筑波が自分と同等の実力をつけてきたなら、もう自分がスタメンで試合に出る意味はない??

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それに対する千早たちの反応が面白いです。千早と西田は自分のことをあくまでプレーヤーとして考えてるから「私に言えるかな」とか「それでいいのかよ」って思っている。じゃあ、太一はどうか・・・。

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太一と机くん、実はけっこうな激論を交わしたんじゃないかと思います。たぶん、太一は筑波の起用に反対したんじゃないかなあ。机くんをかるた部に誘ったのは太一だし、このまま筑波をスタメンで出せば調子に乗って助長するかもしれないし。そんな思いを机くんにきっとぶつけたはず。

でも机くんの考え方は理にかなっている。新入部員をどう育成していくのか。団体戦を勝ち抜くために今すべきことは何か。今までのように、気づいた人や得意な人がフォローするんじゃない。机くんと太一が出した結論は、瑞沢かるた部の全国制覇を単なる夢ではなく確かな目標に変え、それに向かって現実的な一歩を踏み出す大きな転機になったと思えます。

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今回の机くんがカッコ良かったのは、自ら後輩にスタメンを譲ったこともあるけれど、そこに全国制覇という確かな志があったからでしょう。志を高く持って、それを本気で取りにいく。その姿勢は周囲の人間も熱くします。机くんは小柄だけど、器は大きな傑物なのかもしれないですね。

次回も楽しみです。

FX