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ガールズ&パンツァー 11−12話 感想

11話と12話を続けて見ました。面白かったなあ。エンターテイメントとしては最高だったんじゃないでしょうか。爽やかにきれいに終わったのも、とてもよかったと思います。

試合が終わって、みほとまほが握手。そのときの短い会話が素敵でした。

「みほらしい戦いだったな。西住流とはまるで違うが・・・。」
「そうかな。」
「そうだよ。」

みほは、この大会を一生懸命戦ってきただけなんですよね。以前にまほが口にしていた「絶対に諦めない。どんな状況でも逃げ出さない。」をしっかりと受け継ぎ、サンダース戦にもプラウダ戦にも勝利してきた。そこは西住流のお姉ちゃんと何ら変わらない。だから「そうかな。」ってなる。

二人とも西住流と違うものが何かはわかってるはずなんです。でも、みほはお姉ちゃんから「完敗だな。」と言われて、それが飛んじゃったのかもしれません。きっとうれしかったんですよね。もう、みほがお姉ちゃんを尊敬し慕っているのが伝わってきます。

まほは「そうだよ。」って優しく言いました。思い出してごらんって感じでしょうか。もうすっかりお姉ちゃんと妹の会話ですよね。みほは遠くで待っている武部さんたちを見て、「じゃあ行くね。」と走りかけます。そこでフトお姉ちゃんの言葉と仲間の顔がつながったんでしょう。振り返ってこう言いました。

「お姉ちゃん、やっと見つけたよ、私の戦車道。」
「うん。」

もうね、このシーン、何ともみほらしいじゃないですか。そしてこの姉妹は、かつてはずっとこんな感じだったんだろうなって思います。あのサンダース戦の後、まほの背中に「ありがとう。」と言うしかなかった二人の関係は、すっかり元通りになったんですよね。

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いやー半年間、楽しませてもらいました。ジャイアントキリングな展開は熱かったし、機微をうがった台詞に泣かされもしました。いい作品だったと思います。

ガールズ&パンツァー」、本当に面白かったです。

FX