ちはやふる2 12話 感想
かなちゃんの一言が素晴らしい。これで千早が冷静になったのは間違いありません。この一連の流れは、競技かるたならではの面白さでした。
「風そよぐですね・・・千早ちゃん。」
彼女には周りがよく見えていたということなんでしょう。今、自分は高校選手権を戦っていて、この一日がすべて。雨はあがり、背後から夕日が差し込みだした。となりでは千早が少し熱くなっている。そして、この歌が読まれ、千早が取った。
かなちゃんの中では、この瞬間に八百年前の歌と今がつながる。
(百人一首って、こんなに心豊かになれるのか!!)
そのイメージをかなちゃんは、そっと千早に伝えます。伝わると信じて。そして、千早も気づくんですよね。雨があがってること。かなちゃんが語ってくれたこの歌の心。千早にも涼やかなイメージが入り込む。
読手が札を取り出し、読唱箱に当てた音がかすかに聞こえる。千早が冷静になった瞬間です。そして、次の歌が読まれ、千早が連取!!
かなちゃん、ナイスプレー・・・っていうか、もう泣けます。
次回も本当に楽しみです。