ノブナガン ２話 感想

面白かったです。この世の中は誰かのおかげで成り立ってる。その誰かの役割は、ある日突然自分に回ってくるかもしれません。その時、とても無理だと逃げ出してしまうのか、リスクを背負って全てを受け入れるのか。

苦悩の末にしおは受け入れる決断をしますが、そのときの病室での浅尾さんとしおの会話からメール着信までの流れが素敵でした。

浅尾さんはしおにちょっと憧れてたんですね。人気者の浅尾さんには彼女なりの気苦労があったのかもしれません。でもそうやって関係を保ってきた友人は彼女を置いて逃げちゃったわけで、そのことは彼女にとってもショックが大きかったと思います。

一方、自分の命を救ってくれたのはしおでした。そのしおが目の前で苦悩を吐露して泣いている。浅尾さんは、彼女らしい気遣いでしおの様子を見ながら言葉を選びながら、しおを少しずつ受け止めていくんです。命の恩人としてではなく、友達として。

浅尾さんの支えを得て、全てを受け入れる決断をしたしおは、立ち並ぶ報道陣の横を歩いていきます。そして車に乗り込む直前、しおにメールが着信します。あのときの写真でした。これってメアド交換のときに一緒に送っちゃいそうなものだけど、それが浅尾さんから今送られてくるんです。

外には大勢の報道陣がしおを待ち構えている。病院の玄関を出たしおは、また不安になるかもしれない。だからこそ、浅尾さんはこのタイミングで写真を送ったんでしょう。彼女らしい気遣いに溢れたメールですよね。　しおちゃん、私がついてる、がんばって！

次回も本当に楽しみです。