『四月は君の嘘』17話 感想
このアニメが魅力的なのは、登場人物たちがお互いを高め合っていくからだなあ。越えられそうにない壁にぶつかり心が折れそうになっても、誰かが手を差し伸べてくれて、それを乗り越えていく。それを繰り返して登場人物たちは成長していく。
「ムリかどうかは、女の子が教えてくれるさ。」
亮太の言葉に公生は閉ざしかけた心の扉を開き、かをりと向き合うことによって、自分が何をすればよいかに気づいていく。そんな美しい連鎖に胸がいっぱいになりそう。凪が公生を追いかけたことも、紘子が泣いている凪にかけた言葉も、公生が凪の手をそっと握ったのも…。
「君の人生で、有りっ丈の君で、真摯に弾けばいいんだよ。」
かをりが公生に教えてくれたことを今度は公生が凪に語る。こうして人の想いは心に刻み込まれ、誰かに引き継がれていくんだろうな。そしてステージの袖に立つ二人の後ろ姿がハイライトに包み込まれて、想いはきっと届く!
次回が本当に待ち遠しいです。