『血界戦線』5話 感想
面白かったなあ。軽快なアクション、小粋なセリフ、友情&ラブコメディ、いろいろな要素を塩梅よく織り込んだ極上のエンターテイメント回でした。そして背後で進められている計画はいったい何なのか、今後の展開も気になりますよね。
アリギュラちゃん、初登場にもかかわらず見事なまでにキャラが立ってました。「生きたまま、刻んで、潰して…」って、やってることは怖いぞ。それを味噌カップの中身を出してケチャップに入れ替えたと図解する説明が笑えます。
ライブラメンバーによるピタゴラ作戦で吹っ飛ばされたモンスタートラック。クズ鉄を撒き散らしながら崩壊していく描写は美しく、バックに流れる女性ボーカルも何だか優雅な雰囲気を醸し出してる(笑)。
こうして死傷者多数の大惨事をある意味ポーンと突き抜けたユーモラスな描写に昇華しちゃうのがこのアニメのテイストだって思う。お見事!です。
最後は必ずレオナルドとホワイトで締めるのかな。病院からこっそり連れ出されたホワイトはとっても嬉しそう。こういうシチュエーションを演出したレオナルドに拍手。二人がくっついたところで赤い花が広がるズームバックが洒落てます。
いやー、次回も本当に楽しみですね。
(追記)
ところで今回のお話、『フリクリ』にインスパイアされたところもあるのかなと思ってみたり。車をバクバク食べちゃうモンスターメカとか、それに服が引っかかって振り回される描写とか、そこへ携帯電話がかかってくるとか…。
アリギュラがブローディ&ハマーを取り返しに行くのは、ハルコがアトムスクをメディカルメカニカから救い出そうとする姿に重なるところもあります。
このアニメは原作があるようなので、原作なのかアニメスタッフなのか、いずれにしても『フリクリ』という作品が大好きなんじゃないかって想像しちゃいますね。