ベン・トー ４話 感想

新キャラのあやめが登場。正直なところ、あんまり好みなキャラではないのですが、ラストの公園のシーンは可愛いと思いました。彼女は自分が謝らなきゃいけないかなとは思ってはいるけど、それが癪に障るんですね。佐藤にその辺を気遣ってほしいけどその気はなさそう。で、ひねり出した打開策がじゃんけんです。

「あたし、グー出すから」と言うあやめ。この一言でじゃんけんが俄然面白くなりました。どちらが何を出すかでいろいろ想像できますもんね。

あやめが出したのはグーでした。これって彼女の心境が詰まった選択だと思うのです。もし佐藤がパーを出してきたら彼女は負けてしまいます。でも自分がグーを出すと言った言葉を信じてくれて佐藤がパーを出したと思えば、素直に謝ることができそうです。

逆に佐藤があやめの言葉を信じていなければ、パー以外のチョキかグーを出してくることになりますが、その場合はちょっと悔しいから負けたくない。だからこっちは絶対負けないグーを出す。その後は真剣勝負のじゃんけんに突入しちゃおう。彼女のグーにはそんな心境が詰まっていたんじゃないかなあ。

ところが、佐藤が出してきたのはチョキでした。これって佐藤が勝つつもりだったら、あやめの裏の裏を読まないと出てこない選択です。面倒くさそうにしていた彼がそこまで頭を回していたとは考えにくいですよね。たぶん彼は彼女の言葉を信じて負けるつもりだったんじゃないかな。

自分の方から謝る気持ちになっていたあやめにとっては、んーって感じですよね。最初から私のことを信じて負けるつもりなら、じゃんけんを言い出す前に私のこと気遣ってよって気持ちでしょうか。結局この気持ちを整理するのに、佐藤にごめんなさいを言わせた上に豆腐ハンバーグを略奪です（笑）。

そしてようやく素直な気持ちになれたあやめは佐藤をハグ。なんとも面倒くさいテンプレな女の子ですけど、可愛いんじゃないでしょうか。というか、深夜アニメを知らなかった頃の私ならきっと退いていたと思うんですけど、今ではそれが可愛いと思えちゃう。慣れたんですね（笑）。

さてお話の方ですけど、あやめが突然現れたのは何か理由があるのでしょう。何やら裏でゴソゴソと動き始めている輩もいるみたいで、新しい展開が期待できそう。

次回も楽しみです。