EVERY LITTLE THING

深夜アニメ、音楽、映画、コミックの感想など

話数単位で選ぶ、2025年TVアニメ10選

今年の10選は以下のとおりです。

●『アポカリプスホテル』第6話「おもてなしにはうらもなし」
●『うたごえはミルフィーユ』第10話「手と手」
●『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第1話「赤いガンダム
●『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』第11話「黒幕」
●『空色ユーティリティ』第9話「スペシャルなバズ」
●『Turkey!』第12話「さよならのTurkey!」
●『BanG Dream! Ave Mujica』第13話「Per aspera ad astra.」
●『日々は過ぎれど飯うまし』第5話「ドライブ行かない?」
●『前橋ウィッチーズ』第10話「今日のこと、忘れても忘れないよ」
●『LAZARUS ラザロ』第4話「Don't Stop the Dance」

ルール
・2025年1月1日〜12月31日に放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品から選べるのは1話のみ。
・順位はつけない。

 

<各話のコメント>

『アポカリプスホテル』
 第6話 「おもてなしにはうらもなし」

脚本/村越繁 絵コンテ/上村泰 演出/migmi 作画監督/鵲あかね、滝吾郎、三橋桜子、高妻匠 総作画監督野田康行、横山なつき

ハルマゲとヤチヨさんの昭和ラブロマンス回?ふたりにはそんな気はない(と思う)けど、私はそんなふうに見ながら楽しんでました。もっともな理由をつけて去っていったハルマゲだけど、実は本当に意気地なしだったんじゃないかしら!最後にあちらこちらから繰り出される怒涛のオチはなんなんww

 

『うたごえはミルフィーユ』
 第10話「手と手」

脚本/山中拓也 演出/山岡実 演出/中嶋清人、謝立恒 作画監督/上野沙弥佳、宮野健、菅原美智代、乘富梓、堤絵梨果、藤田真弓、山﨑輝彦、金璐浩、Jumondou Seoul 総作画監督/菊永千里、海保仁美、畠山元、菊池政芳

この作品、ネガティブ垂れ流しで卑屈さ全開なウタちゃんの印象が強烈すぎて、正直1話切り候補だったのですが、ホント切らなくてよかった。それぞれのキャラたちがコンプレックスや困難に向き合い、手を差し伸べ合いながらそれを乗り越えていく。そんな成長の連鎖反応の終点でもあり、サブタイも素晴らしい最終話でした。

 

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX
 第1話「赤いガンダム

脚本/榎戸洋司 絵コンテ/鶴巻和哉 演出/鶴巻和哉 キャラクター作画監督池田由美、小堀史絵 メカニック作画監督/金世俊

今回のガンダムも『水星の魔女』と同じように楽しめると思っていたらそんなに甘くはなかった…実はお話に最後の方はついていけず、何となく雰囲気を味わっていたという💦でもこの1話は、鶴巻風味にワクワクさせられたし、マチュとニャアンのキャラも魅力的で作品の期待度MAX、そして何より初見のエンディングのインパクトが絶大でした。

 

『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』
 第11話「黒幕」

監督・脚本・制作/亀山陽平 

この作品、正直どのお話もめちゃめちゃ面白くて話数単位候補だったけど、この11話を選びました。昭和レトロ感満載のキャラデザなのに人工知能らしい喋りがつくとなんとも不気味なオータムちゃん。選択を迫られて缶バッジをマキナに預けるチハル、それに気づいてオータムの頭を撃ち向いたマキナ。イマドキなギャルの心意気がよかったなあ。

 

『空色ユーティリティ』
 第9話「スペシャルなバズ」

脚本/水月秋 絵コンテ/中島政興 演出/伊藤然一郎、かとうしゅうさく 作画監督佐々木政勝

彩花のスペシャルな気持ちが美波と遙にもじんわり伝わっていく感じがすごくよかったなあ。空っぽのティーカップから始まる彼女の語り。茶葉がゆっくりと沈んでいく。紅茶の色が濃くなっていく。ティーカップの中で紅茶が揺れ動く。大きく見切れる顔のアップなど落ち着いた演出が印象に残る回でした。

 

 『Turkey!』
 第12話「さよならのTurkey!」

脚本/蛭田直美 絵コンテ/工藤進、川上達朗、加藤亨祐 演出/工藤進、川上達朗 作画監督/武川愛里、重松晋一、杜山涼香、坂上怜司、菅原正視、龍光、明光、廖家楽人、葛歓 総作画監督/武川愛里

これから始まるスポ根ストーリーに大いに期待を膨らませていたら、ラストで思わず仰け反り返った第1話だったけれど、なんのなんの全話とおしてすごく楽しめた作品でした。特にこの12話は仲間の命をかけたボウリングの緊張感とお話をきれいに締めくくるエピローグが心に残る素晴らしい最終話だったと思います。

 

BanG Dream! Ave Mujica』
 第13話「Per aspera ad astra.」

脚本/小川ひとみ 絵コンテ/森田紘吏、岡こずえ 演出/山之口創 CGディレクター/山之口創

 

ドロドロの愛憎劇をどのように締めくくるのか全く想像がつかないまま迎えた最終話は全編ライブ回。思いっきり脳内補完したけど、そんなことはどうでもよくなる圧巻のステージ。特にムジカは凄かったなあ。リアルでもよいライブを堪能したあとはその高揚感が続いて二週間くらいずっとご機嫌になっちゃうことがあるけど、まさにそんな感じになりました。

 

『日々は過ぎれど飯うまし』
 第5話「ドライブ行かない?」

脚本/比企能博 絵コンテ/佐々木勅嘉 演出/金森由樹 作画監督/林珠銀、柏木彩花、中島大智、小笠原憂、Lee Jae min、Kim Yu sun、Lee Sang Jin、Lee Jong man、Ho Seong Jin

くれあとしのんが自動車免許を取得したということでドライブ回。そこにくれあとお母さんのエピソードを絡めてじんわり優しい余韻が心地いいお話に仕上がってました。本話の放映日が5月11日の母の日だったので、しっかり狙いを定めて作られてたんだなあと納得でしたが、さらに放映直後に自動車保険のCMを放り込んできたのには思わず笑っちゃいました。

 

『前橋ウィッチーズ』
 第10話「今日のこと、忘れても忘れないよ」

脚本/吉田恵里香 絵コンテ/平川哲生 演出/久米和貴子 作画監督/高橋竜弥、ビート、武本大介、木村行隆、北島勇樹、Linnea Kataja、Bellamy Luna Brooks 総作画監督/板垣徳宏、三橋桜子、内田百香、立花希望

これまで積み上げてきた思い出が消えてしまい、お互いのことも忘れてしまうという切ないお話でさすがに泣かされました。この作品、魔女見習いだのケロッぺだの食傷気味なんだよなーというのが第一印象でしたが、意外にも歯応えのあるお話が続いて気がついたら毎週楽しみになっていました。イマドキの世相や本音をうまく掬い上げていたと思います。

 

『LAZARUS ラザロ』
 第4話「Don't Stop the Dance」

脚本/佐藤大 絵コンテ/山下明彦 演出/三宅和男 作画監督青山浩行

この作品、人類が滅亡するかもしれないというのに緊迫感がなさすぎとか、真面目にスキナー博士を探してるのかとか、色々と微妙に思うところもあったけど、個々のエピソードはそれぞれエンタメとしてまとまっていて面白かったんですよね。その中でもこの4話は近未来っぽいクラブの雰囲気やヘリコプターでの空中アクションが面白カッコよくてお気に入りです。

 

今年も本当にいいお話が多かったと思います。
それでは皆様よいお年をお迎えください。

これまでの「話数単位で選ぶ、○○○○年TVアニメ10選」を並べただけ

2024年話数単位10選
●『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』第9話「クリスマスの夜に」
●『烏は主を選ばない』第13話「烏に単は似合わない」
●『終末トレインどこへいく?』第8話「バチ当たらない?」
●『小市民シリーズ』第10話「スイート・メモリー(後編)」 
●『ダンダダン』第5話「タマはどこじゃんよ」 
●『逃げ上手の若君』第6話「盗め綸旨、小笠原館の夜」 
●『響け!ユーフォニアム3』第12話「さいごのソリスト
●『負けヒロインが多すぎる!』第1話「プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり」
●『真夜中ぱんチ』第4話「次の企画の主役はwho?」 
●『リンカイ!』第8話「競輪という生き方」

 

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2023年話数単位10選
●『お兄ちゃんはおしまい!』第2話「まひろと女の子の日」
●『カノジョも彼女』第19話「カノジョたちとの夜」
●『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第24話「目一杯の祝福を君に May All Blessings Find Their Way To You, I'm Wishing It」
●『吸血鬼すぐ死ぬ2』第8話「オオ・ゼンラ/半田ンダダンダンダンダダーン/新横浜に月はまた昇るか?」 
●『トモちゃんは女の子!』第9話「天使の素顔」 
●『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第10話「ずっと迷子」 
●『僕の心のヤバイやつ』第7話「僕らは入れ替わってる」
●『もういっぽん!』第10話「勝つ以外ある?」
●『REVENGER』第5話「Love Never Dies」 
●『私の百合はお仕事です!』第6話「嘘は必要ないのですか?」

 

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2022年話数単位10選
●『アキバ冥途戦争』第8話「鮮血に染まる白球 栄光は君に輝キュン」
●『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第7話「シャル・ウィ・ガンダム?」
●『邪神ちゃんドロップキックX』第2話「錠剤はすべてラムネです」
●『SPY×FAMILY』第2話「妻役を確保せよ」 
●『ダンス・ダンス・ダンスール』第5話「死ね、ねーだろっ」 
●『チェンソーマン』第8話「銃声」 
●『ヒーラー・ガール』第5話「空は青く山は緑、川の戦い銀河ステーション」
●『ぼっち・ざ・ろっく!』第9話「江ノ島エスカー」
●『リコリス・リコイル』第3話「More haste, less speed」 
●『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』第6話「夢色コントレイル」

 

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2021年話数単位10選
●『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』第8話「ささやかな祈り」
●『かげきしょうじょ!!』第5話「選ばれし乙女」
●『小林さんちのメイドラゴンS』第6話「合縁奇縁(片方はドラゴンです)」
●『白い砂のアクアトープ』第16話「傷だらけの君にエールを」 
●『SSSS.DYNAZENON』第10話「思い出した記憶って、なに?」 
●『のんのんびより のんすとっぷ』第5話「ものすごいものを作った」 
●『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』第12話「PRIDE OF ORANGE」
●『BLUE REFLECTION RAY』第21話「まだ何もものに していないよ」
●『MARS RED』第3話「夢枕」 
●『ワンダー・エッグ・プライオリティ』第7話「14才の放課後」

 

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2020年話数単位10選
●『アサルトリリィ』第5話「ヒスイカズラ
●『映像研には手を出すな!』第8話「大芝浜祭」
●『かぐや様は告らせたい?』第6話「伊井野ミコを笑わせない 他」
●『GREAT PRETENDER』第10話「CASE2_5:Singapore Sky」
●『ゴールデンカムイ』第32話「人斬り」 
●『球詠』第12話「悔いなく投げよう」 
●『ドロヘドロ』第7話「オールスター⭐︎夢の球宴」 
●『22/7』第7話「ハッピー⭐︎ジェット⭐︎コースター」
●『波よ聞いてくれ』第12話「あなたに届けたい」 
●『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第6話「笑顔のカタチ」

 

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2019年話数単位10選
●『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第12話「乙女心のいろいろは」
●『鬼滅の刃』第19話「ヒノカミ」
●『ゲゲゲの鬼太郎』第39話「雪女純白恋愛白書」
●『荒野のコトブキ飛行隊』第6話「帰らざる無宿」 
●『PSYCHO-PASS3』第7話「Don't take God's name in vain」 
●『女子高生の無駄づかい』第6話「まじょ」 
●『ジョジョの奇妙な冒険-黄金の風-』第27話「キング・クリムゾン vs メタリカ
●『Dr. STONE』第12話「背中合わせの仲間たち」 
●『ハイスコアガールII』第24話「ROUND24」 
●『モブサイコ100II』第7話「追い込み〜正体〜」

 

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2018年話数単位10選
●『Wake Up, Girls! 新章』第13話「明るい方へ」
●『SSSS.GRIDMAN』第9話「夢・想」
●『宇宙よりも遠い場所』第11話「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」
●『ゾンビランドサガ』第8話「GOGO ネバーランド SAGA」 
●『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』第8話「踊る!学園捜査線!」 
●『はたらく細胞』第7話「がん細胞」 
●『はるかなレシーブ』第11話「ここまできたら真っ向勝負」
●『ヒナまつり』第1話「超能力少女現る!」 
●『やがて君になる』第12話「気が付けば息も出来ない」 
●『ルパン三世 PART5』第24話「ルパン三世は永遠に」

*番外編『DEVILMAN crybaby』第9話「地獄へ墜ちろ、人間ども」

 

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2017年話数単位10選
●『小林さんちのメイドラゴン』第8話「新たなるドラゴン、エルマ!」
●『少女終末旅行』第9話「生命」
●『シンデレラガールズ劇場』第9話「三姉妹刑事 第4話 SEXY&GUiLTY」
●『正解するカド』第5話「ナノカ」
●『プリンセス・プリンシパル』第3話「case2 Vice Voice」
●『宝石の国』第3話「メタモルフォス」
●『メイドインアビス』第13話「挑む者たち」
●『リトルウィッチアカデミア』第8話「眠れる夢のスーシィ」
●『龍の歯医者』「天狗虫編」
●『RWBY Volume 1-3: The Beginning』第6話「The Emerald Forest, Pt.1」

 

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2016年話数単位10選
●『宇宙パトロールルル子』第3話「SEASON 1 EP.FINAL」
●『終末のイゼッタ』第1話「たたかいのはじまり。」
●『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』第20話「山岸由花子はシンデレラに憧れる」
●『夏目友人帳 伍』第11話「儚き者へ」
●『響け!ユーフォニアム2』第10話「ほうかごオブリガート
●『舟を編む』第7話「信頼」
●『ふらいんぐうぃっち』第2話「魔女への訪問者」
●『フリップフラッパーズ』第1話「ピュアインプット」
●『無彩限のファントム・ワールド』第4話「模造家族」
●『ルパン三世』第20話「もう一度、君の歌声」

 

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2015年話数単位10選
●『ガッチャマン クラウズ インサイト』第10話「seeds」
●『血界戦線』第5話「震撃の血槌」
●『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』第7話「空も星も越えていこう」
●『冴えない彼女の育てかた』第2話「フラグの立たない彼女」
●『四月は君の嘘』第16話「似たもの同士」
●『のんのんびより りぴーと』第4話「てるてるぼうずを作った」
●『響けユーフォニアム』第12話「わたしのユーフォニアム
●『不思議なソメラちゃん』第9話「始まってるよ!松嶋とさようなら組み換え!!」
●『放課後のプレアデス』第4話「ソの夢」
●『ローリング☆ガールズ』第8話「雨上がり」

*番外編『I can Friday by day!』

 

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2014年話数単位10選
●『Wake Up, Girls!』第12話「この一瞬に悔いなし」
●『さばげぶっ!』第5話「昇天!?しずかなるサバイバル」他2編 
●『残響のテロル』第4話「BREAK THROUGH」
●『シドニアの騎士』第4話「選択」 
●『スペース☆ダンディ』第21話「悲しみのない世界じゃんよ」 
●『ソウルイーターノット!』第9話「カボチャ、グローウィン!」 
●『ノブナガン』第2話「進化侵略体」 
●『ノラガミ』第4話「しあわせの在処(ありか)」 
●『ピンポン THE ANIMATION』第10 話「ヒーローなのだろうが!!」 
●『蟲師 続章』第14話「隠り江」

 

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2013年話数単位10選
イクシオンサーガDT  24話 「K1(Knighthood)」
有頂天家族        6話 「紅葉狩り
境界の彼方       11話 「黒の世界」
京騒戯画         2話 「やってきたのは妹」
キルラキル        4話 「とても不幸な朝が来た」
げんしけん二代目    11話 「いい最終回だった」
進撃の巨人        1話 「二千年後の君へ ―シガンシナ陥落 (1)―」
●ステラ女学院高等科C3部 4話 「不射ノ射ヲモチ当タルベシ。」
たまこまーけっと     9話 「歌っちゃうんだ、恋の歌」
波打際のむろみさん    2話 「伝説の海獣とむろみさん」

 

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2012年話数単位10選
ガールズ&パンツァー 6話 「一回戦、白熱してます!」
じょしらく      2話 「楽屋の富/三塔起請/風邪娘」
人類は衰退しました 12話 「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」
戦国コレクション  18話 「Four Leaves」
●TARITARI   5話 「捨てたり 捨てられなかったり」
ちはやふる     20話 「くもゐにまがふおきつしらなみ」
●謎の彼女X      9話 「謎のなんだかちょっと」
偽物語        7話 「かれんビー 其ノ漆」
へうげもの     39話 「わびスキーが、お好きでしょ。」
ヨルムンガンド   15話 「Dance with Undershaft phase.2」

 

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2011年話数単位10選
UN-GO 4話「素顔の家」
うさぎドロップ 1話「りんどうの女の子」
ちはやふる 11話「あまつかぜ」
●日常 26話「日常の第二十六話」
へうげもの 10話「哀しみの天主」
放浪息子 2話「きらい きらい 大きらい〜Cry baby cry〜」
魔法少女まどか☆マギカ 11話「最後に残った道しるべ」
輪るピングドラム 24話「愛してる」
みつどもえ 増量中! 6話「トイレがあいてないなら雪の上にすればいいじゃない」
ロウきゅーぶ! 8話「転生への階段」

 

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2010年話数単位10選
荒川アンダーザブリッジ 1話「1 BRIDGE」
けいおん!! 13話「残暑見舞い!」
君に届け 15話「ライバル」
世紀末オカルト学院 6話「文明の道程」
閃光のナイトレイド 5話「夏の陰画」
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 7話「蝉時雨・精霊流シ」
それでも町は廻っている 7話「愛のナイトウ避行」
デュラララ!! 4話「形影相弔」
とある科学の超電磁砲 14話「特別講習」
みつどもえ 4話「乳と白パンツと小生」

 

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話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選

今年の10選は以下のとおりです。

●『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』第9話「クリスマスの夜に」
●『烏は主を選ばない』第13話「烏に単は似合わない」
●『終末トレインどこへいく?』第8話「バチ当たらない?」
●『小市民シリーズ』第10話「スイート・メモリー(後編)」
●『ダンダダン』第5話「タマはどこじゃんよ」
●『逃げ上手の若君』第6話「盗め綸旨、小笠原館の夜」
●『響け!ユーフォニアム3』第12話「さいごのソリスト
●『負けヒロインが多すぎる!』第1話「プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり」
●『真夜中ぱんチ』第4話「次の企画の主役はwho?」
●『リンカイ!』第8話「競輪という生き方」

ルール
・2024年1月1日〜12月31日に放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品から選べるのは1話のみ。
・順位はつけない。

 

<各話のコメント>

かつて魔法少女と悪は敵対していた。
 第9話 「クリスマスの夜に」

脚本/綾奈ゆにこ 絵コンテ/五十嵐卓哉 演出/櫛谷健太 作画監督伊藤嘉之川元利浩、香田知樹、高野恵子

 

白夜ちゃんが可愛いです。境遇、性格、容姿…etc.とある方面の男子の理想を詰め合わせたような幸薄い魔法少女(cv 中原麻衣)の破壊力たるやハンパない、そりゃ眼鏡も割れますわ。正直、1話から12話まででどのエピソードを選んでもよかったのですが、今年ももうすぐクリスマスということでこの9話を選びましたです、はい^^

 

『烏は主を選ばない』
 第13話「烏に単は似合わない」

脚本/山室有紀子 演出/児谷直樹 作画監督/永川桃子、朱世杰、今木宏明

 

あせび姫が可愛い…と思っていたら怖すぎた。隠された真実が若宮によって暴かれていき、首謀者はあせびだと結論づけられるも証明できない彼女の悪意。あせびガチ推しだった藤波の末路は見ていられなかったし、縋るような藤波の求めに対して無関心にスッと視線を外したサイコパスに震え上がった衝撃の13話でした。

 

『終末トレインどこへいく?
 第8話「バチ当たらない?

脚本/水島努 絵コンテ/水島努 演出/水島努 作画監督/池津寿恵、梶浦紳一郎、島田英明、中村和代、橋本純一、藤田和行、八木元喜、山内大輔、STUDIO MASSKET 総作画監督西田亜沙子、武内啓

 

かゆみ攻撃、はらわたあめ、絞殺、撲殺、爆殺、卒塔婆飛ばしと最初から最後までやりたい放題。ブラック全開だったけど『練馬の国のアリス』という設定を活かして勢いで押し切るエンタメに仕上がってました。スーサイドのスーちゃん、四連アガーノの名調子、ぷるるるるる〜死ぬっ死ぬっ、ところざわざわ♪ところざわざわ♪、いやー面白すぎるでしょ^^

 

『小市民シリーズ』
 第10話「スイート・メモリー(後編)」

脚本/大野敏哉 絵コンテ/神戸守 演出/山岡実 作画監督/豊田暁子、石川奨士、高橋道子、竹本未希、髙野菜央、赵煜、恵廖菲、胡雲涛

 

小佐内さんが可愛い…スイーツ好きな大人しいお洒落さん…でも本当は怖〜い女の子だった。1話から9話までの間に少しずつ彼女の本質が明らかになってきて、小さな悲鳴をあげながら見てきたけれど、この10話では小鳩くんと小佐内さんがお互いのベールを剥がし合って、傲慢な高校生のふたり、痴話喧嘩もできない関係の悲しさにたどり着く。サブタイも素敵です。

 

『ダンダダン』
 第5話「タマはどこじゃんよ」

脚本/瀬古浩司 絵コンテ/西山壮海 演出/西山壮海 作画監督/山本真夕子、牛丸圭華、マッケルゴ ニック、塚本あかね、王晨陽、羽田浩二 総作画監督恩田尚之

 

ラブ未満なふたりの心境にぴったりな劇伴(アコギのモーツァルト)が本当に素晴らしかったんですよ。そこから急ハンドルを切って、金たまロストwwたらい落としww金八wwハリセンwwというオッサン仕様に流れていく展開がまた最高でした。そしてあのOP/EDで気になってた招き猫!ターボババア生きとったやん!!

 

 『逃げ上手の若君』
 第6話「盗め綸旨、小笠原館の夜」

脚本/山崎莉乃 絵コンテ/菊地陽子 演出/菊地陽子 作画監督/Nogya

 

貞宗の眼と助房の耳が話す様子が寄生獣みたいで何とも気持ち悪いんだけど面白い。玄蕃が時行と契約する流れもよかったし、最後に下ネタで締めくくるのも気に入ってます。でもこの6話の見どころはなんと言っても尊氏の人間とは思えないような底知れない得体の知れない感じを映像として表現してみせたところだよなあ。圧巻でした。

 

響け!ユーフォニアム3』
 第12話「さいごのソリスト

脚本/花田十輝 絵コンテ/小川太一 演出/山村卓也 作画監督/髙橋真梨子、引山佳代

 

正直、10話での久美子の演説がお話のピークだと思っていたところもあって、あとは久美子がソロを吹いて全国金で大団円かなってと想像していました。でもこの12話の冒頭で再オーディションが決まり、あぁこれは久美子は吹けないルートだって確信、あとはつらい思いで見守っていた記憶があります。ほとんどの人が経験する人生の岐路のひとつだよなあ…泣きました。

 

『負けヒロインが多すぎる!』
 第1話「プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり」

脚本/横谷昌宏 絵コンテ/北村翔太郎 演出/北村翔太郎 作画監督川上哲也

 

八奈見さん、愛嬌があってメッチャ可愛い。あとcv 遠野ひかるの演技と声質がばっちり嵌まってる感じで、温水くんとの掛け合いがなんとも心地いい。もうそれだけで1話はものすごく楽しめたのですが、さらに初見エンディングの「LOVE 2000」のインパクトがすごかった。カバー曲なんだけど、八奈見さんの歌にちゃんとなってて一発で好きになりました。

 

『真夜中ぱんチ』
 第4話「次の企画の主役はwho?」

脚本/鈴森ゆみ 絵コンテ/出合小都美 演出/小林彩 作画監督/西藤谷奈美、下出麻以、齊藤佳子、宮崎亮、中島大智、Mahmoud Moftah、若山政志 総作画監督/さとう沙名栄

 

この作品はキャラデザが気に入っていて、面白くなって欲しいと毎週期待しながら見ていたんだけど、いまいち私的には弾けなかったんですよね。ただこの4話だけは、奇を衒うことなく素直にヴァンパイア設定を活かしたお話になっていて、やっぱり王道展開に外れなしって感じでよかったです。ラストの譜風ちゃん表情も最高だったなあ。

 

『リンカイ!』
 第8話「競輪という生き方」

脚本/白根秀樹 絵コンテ/石山タカ明 演出/木村寛、服部福太郎 作画監督/ヤツトコ アレクセイ、ルナーゴースト、朱央、劉沂 総作画監督イゴール オレニュニコフ、雨咲和、小野ひろみ

この作品、最初はイマイチな印象だったけど中盤から尻上がりに面白くなっていきました。特に養成学校を卒業してからは、競輪の奥深さやプロとしての生き様を窺わせるお話になってきて、どのお話も話数単位候補。その中で「マーク屋」を題材にしたこの8話を選びました。L13期の葵ちゃんも可愛かったし(笑)。

 

今年も本当にいいお話が多かったと思います。
それでは皆様よいお年をお迎えください。

話数単位で選ぶ、2023年TVアニメ10選

今年の10選は以下のとおりです。

●『お兄ちゃんはおしまい!』第2話「まひろと女の子の日」
●『カノジョも彼女』第19話「カノジョたちとの夜」
●『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第24話「目一杯の祝福を君に May All Blessings Find Their Way To You, I'm Wishing It」
●『吸血鬼すぐ死ぬ2』第8話「オオ・ゼンラ/半田ンダダンダンダンダダーン/新横浜に月はまた昇るか?」
●『トモちゃんは女の子!』第9話「天使の素顔」
●『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第10話「ずっと迷子」
●『僕の心のヤバイやつ』第7話「僕らは入れ替わってる」
●『もういっぽん!』第10話「勝つ以外ある?」
●『REVENGER』第5話「Love Never Dies」
●『私の百合はお仕事です!』第6話「嘘は必要ないのですか?」

ルール
・2023年1月1日〜12月31日に放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品から選べるのは1話のみ。
・順位はつけない。

 

<各話のコメント>

『お兄ちゃんはおしまい!』
 第2話 「まひろと女の子の日」

脚本/横手美智子 絵コンテ/伊礼えり 演出/伊礼えり 作画監督/山﨑匠馬

 

妹のみはりが開発した薬で突然女の子にされてしまった引きこもりお兄ちゃんのまひろ。必然的に女の子ならではの日常やイベントを体験していくわけですが、この2話では銭湯の女湯に入ったり、女の子の洗髪の仕方を教わったり、さらにはサブタイどおり生理を体験してしまうというかなりの踏み込みようで、何やら後ろめたさを感じつつも刺激的でした。

映像的にも目を引くところが多くて、みはりが暖簾をくぐるシーンやまひろが男湯に入るか女湯に入るか混乱してるシーンなんかはカメラワークがなかなか凝っていてお気に入り。そして何よりも兄妹で女の子イベントをこなすごとに二人の間で少しずつ失われていた何かが戻ってきているように感じられるのがいいんですよね。

3話以降もお兄ちゃん改造計画の真意がより明らかになってきて兄妹の関係が徐々に変わっていく様子が丁寧に描かれていきます。それと中学生女子にエロ本を片付けさせるみたいな刺さる人には刺さるシチュエーションなんかも最高でとても楽しめた作品でした!

 

『カノジョも彼女』
 第19話「カノジョたちとの夜」

脚本/大知慶一郎 絵コンテ/鈴木孝聡 演出/奥村よしあき 作画監督/パク・ソンファ、ペク・ヨンジュ、キム・ジョンウ、チョ・ウンギョン 総作画監督/萩原しょう子、渡辺まゆみ、百々真広、重松遥、朝山公晴

二股容認のネオラブコメ2期。ミリカと紫乃の直也へのアプローチに焦点が当てられて見やすかったです。異なるタイプの両者が交錯して織りなすドラマは見応えがあって、特に紫乃の忍ぶ恋がとても切ない。(ラッキースケベをこなしつつもww)どんどん深みにはまっていき、一線を超えてしまう彼女の姿はまるで文芸作品のヒロインみたい。

でもこの作品の持ち味はやっぱりアホ全開の勢いにあるんだよなあ。そういう点でこの19話はすごく気に入ってます。沖縄旅行の夜、紫乃、ミリカ、渚、サキサキの順に一人ずつ交代で直也と一緒に寝ることになるんだけど、四人ともそれぞれカノジョらしさ全開のコントを繰り広げててめっちゃ楽しい。

特にトリを務めたサキサキはさすが正ヒロインの貫禄。令和の時代に公園に落ちてたエロ本だよ!貧乳パラダイス365だよ!私だと思っていっぱい使ってだよ!そしてブラウスのボタンをひとつ外してしおらしく写真を撮られたサキサキに対して、雑なコラ画像でサイテーなオチをつけた直也にあやねるパンチ、爆笑でした!!

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女
 第24話「目一杯の祝福を君に May All Blessings Find Their Way To You, I'm Wishing It

脚本/大河内一楼 絵コンテ/京田知己伊藤慎之助、小林寛 演出/安藤良、綿田慎也、伊藤慎之助、池野昭二、齋藤昭裕、中西基樹 キャラクター作画監督/戸井田珠里、平山円、堀井久美、吉田雄一、小谷杏子、髙久美弥、西島加奈、長尾浩生、佐々木貴宏、大野勉、中村佑美子、中本尚 メカニック作画監督/鈴木勘太、久壽米木信弥、前田清明、倉本和希、平岡雅樹、松田寛

初めてのガンダムが『水星の魔女』な私にとって、1期はしんどい終わり方だったし、2期が始まってすぐにソフィは退場するし、これから本当のガンダムが始まるとかツイートしている人も結構いて、毎週ドキドキしながら観ていました。そして23話が終わった後に出た次回予告のタイトルが「最終回」??いったいどんな結末を迎えるんだろう…

翌週、24話が始まる。いきなりスレッタが気絶、ミオリネが拘束されたけど、何だかハッピーエンドになる予感がしてくる。それは4号登場で確信に変わる。そこから先は見たいものを只々見せてくれる。細かいことはよくわからないけど、何が起きているのかはわかる。結構な号泣のまま後日談に突入。最終話のエンディング曲は「祝福」。

そしてサブタイが明らかに。「目一杯の祝福を君に」。出されてみるとこれしかないっていうのを出してくるのって凄いことだよね。エンドカードまでが最高。いやーこういう作品をリアルタイムで体験できたのは貴重で嬉しい。あと関係ないけど、わかる人だけお楽しみくださいってテロップが出る鬼奴のモノマネ芸を爆笑できるようになったのも嬉しい!

 

『吸血鬼すぐ死ぬ2』
 第8話「オオ・ゼンラ/半田ンダダンダンダンダダーン/新横浜に月はまた昇るか?」

脚本/鷹目利 絵コンテ/坂田純一 演出/佐々木純人 作画監督/宮前真一、柳昇希、金慶鎬、宮島彩 総作画監督/中野繭子

「半田ンダダンダンダンダダーン」面白かったです。Y談おじさん、すごいよね。一枚上手を漂わす感じとか、今回は私の負けだと引き際を弁えているような老獪さ。愉快犯としては一番厄介なヤツじゃないかしら。半田親子が催眠の魔の手に落ちるのか、実は途中までハラハラしながら見てました。ギャグアニメなのに〜!!

 

『トモちゃんは女の子!』
 第9話「天使の素顔」

脚本/清水恵 絵コンテ/平田豊 演出/五十川久史 作画監督/杉田葉子、岡田由紀子、大庭小枝、諸葛子敬、前原薫、神谷美也子、福島陽子、髙橋沙也香 総作画監督/神谷美也子

 

みすずのトモに対する気持ち、キャロルの御崎先輩に対する気持ち、それをお互いに感じ取りながら、何となくお互いを居場所にして仲良くしている二人。不安定で思い通りにならない状況が続くモヤモヤ感と苛立ちは、小さな誤解がきっかけで抑えきれなくなって噴き出してしまう。ここまでにちょいちょいと小出しにしてた前振りを最大限に生かしたこの8話でした。

もうどこを叩けば痛がるのかお互いにわかっているだけに、キャロルが恐ろしい娘でハラハラさせられたし、急所を撃ち抜くみすず砲の破壊力も凄まじかったです。素顔を隠す強固な扉を爆破して御崎先輩を突入させる作戦は何とか成功。扉に鍵を掛けさせちゃったのはママさんだったのね。振り幅の大きいジェットコースター展開。切れ味のいいお話で面白かったです!

 

 BanG Dream! It's MyGO!!!!!』
 第10話「ずっと迷子」

シナリオ/後藤みどり 絵コンテ/梅津朋美 演出/梅津朋美 CGディレクター/大森大地、遠藤求 作画監督/茶之原拓也、依田祐輔

 

そよりんの「なんで『春日影』やったの!?」は私が選ぶ今年の流行語大賞だったし、祥子が見ている前でMyGO!!!!!が『春日影』を演奏したシチュエーションもめちゃくちゃエモかったので、7話にしようかと思ったりもしたけど、やっぱりこの10話を選びました。

燈がソロでステージに立ち、楽奈ちゃんが吸い寄せられてタッキーも引っぱってくる。そして最後には愛音、そよりんもステージに上がって一緒に演奏する流れは激アツだったもんね。あと、愛音とバチバチにやり合って「私が終わらせてあげる」と息巻いていたのに、虚弱な燈に引き摺られ、愛音にすんなり引っ張り上げられちゃう、そよりん可愛い。

最悪とも言える形で崩壊したのに、嫌いなところがあるしイライラさせられることばっかりのメンバーなのに、不思議な求心力が働いてバンドが居場所になっていく。ギスギス展開が続いて見てられない気分にさせられたこともあったけど、そういうこれまでのバンドアニメにないところがすごく新鮮でエポックメーキングな作品の一つだったと思います。

 

『僕の心のヤバイやつ』
 第7話「僕らは入れ替わってる」

脚本/花田十輝 絵コンテ/吉川博明 演出/久保太郎 作画監督/大藤佐恵子、大沢美奈、野口孝行、藤部生馬、茂木琢次、真島ジロウ、前田園香、岡田絵里香、降籏秀吉、白絲みく、studio cat、スタジオマスケット

 

山田がなんだかんだと市川に触れたがるのが笑えます。手を引っぱってもらってそのまま体当たりは可愛いけど、ジャージ間違いには早くから気づいてたんじゃないかなあ。身長の計りっこでは測定バーが固いとか言って市川の肩に手を置き、頭なでなでのやりたい放題。たまらず前屈みになった市川が「ちゃんと立てば、もっとあるから…」www

「山田しか見えない」「もう言えない」とかめっちゃエモかったですが、この7話以降、山田の行動の意図がわかりやすくなって、エモさの性質が変わっていった気がします。よくわからない山田の変曲点。そういえば、狭い部屋の中で「マジキモい」の練習もしないで太ももの間に市川を立たせてたの、一体何だったんだろう?!

 

『もういっぽん!
 第10話「勝つ以外ある?」

脚本/皐月彩 絵コンテ/工藤鉱軌 演出/内藤大介 作画監督/齊藤里枝、那花優統、武川愛里、大前祐美子、満田一、柴田健児、藤崎賢二、菅原正視、李少雷、高成喆、李炯鎬、グレーン 総作画監督/小宮山楓乃

 

泣いたわ、激アツやん。早苗の激闘が姫野パイセンに燃料投下。「勝つ以外ある?」「気ィ早ェーよ」からのこれまでの全てを注ぎこんだ渾身のいっぽん!後輩たちへの感謝、先生がみんなの合わせ技だって締めるのもグッとくる。全ての描写からパイセンの人物像が滲んでくるのが最高に良かったなあ!

 

『REVENGER』
 第5話「Love Never Dies」

脚本/大樹連司虚淵玄 絵コンテ/松尾晋平 演出/横野光代 作画監督/西岡夕樹、遠藤江美子、玉利和枝、sataりすく、ジャカルタカルカッタ軽田

 

利便事屋「恨噛み小判」システムって、依頼と実行をひとりでプロデュースすることが容易にできちゃうんだよね。そんな裏の手口を躊躇なく使って、鳰は堂庵をシステムに乗せてしまう。幽烟たちにそれを止める由もなく、鳰が堂庵を殺してお仕事完了だけど、最後に何とも言えない虚無感が広がって、そういう意味ですごいお話でした。

幽烟のために堂庵を殺し、惣二のために仕事を作った。でもその結果、一座の連中は仕事を失い、惣二は報酬で高価なカステラを買って文無しのまま。この誰も得してない状況って、今の世相でも結構起きてるわけで、ラストの「それでも私は、鳰に人として生きてほしいと思っています。」という幽烟の台詞、いろいろ考えちゃいますね。

 

『私の百合はお仕事です!』
 第6話「嘘は必要ないのですか?」

脚本/ハヤシナオキ 絵コンテ/佐野隆史 演出/池田重隆 作画監督/郁山想清、水拓磨、酒井KEI、Zearth Sato、磯野智、櫻井祐哉、小堤悠香、苗木陽子 総作画監督/岩崎たいすけ、水上ろんど、徳田拓也、原田峰文

 

4話から続く美月と陽芽ちゃんのギスギス展開。そこに巧妙に再現されたあの頃のシチュエーションが出現、どうする陽芽ちゃん!…っていうところでこの6話ですわ。リーベ女学園という舞台であろうことか始まった私情丸出しの本音ぶちまけ対決。同じことを繰り返そうとする陽芽ちゃんに悲鳴をあげていたら、美月からまさかの大胆告白が炸裂!!

蟠りがとけて、二人が抱き合って大泣きしてるの見たら、当然もらい泣き。ギスギス展開が執拗に続いたもんね。カフェの営業が終わって、二人が並んで座ってるシーンが素敵です。ニッコニコの陽芽ちゃんとチョー面倒くさい美月に爆笑。あと陽芽ちゃんが発した文字にしづらい驚きの気持ちを表す語〜www、いやー最高でした!

 

今年も本当にいいお話が多かったと思います。
それでは皆様よいお年をお迎えください。

話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選

今年の10選は以下のとおりです。

『アキバ冥途戦争』第8話「鮮血に染まる白球 栄光は君に輝キュン」
機動戦士ガンダム 水星の魔女』第7話「シャル・ウィ・ガンダム?」
『邪神ちゃんドロップキックX』第2話「錠剤はすべてラムネです」
SPY×FAMILY』第2話「妻役を確保せよ」
ダンス・ダンス・ダンスール』第5話「死ね、ねーだろっ」
チェンソーマン』第8話「銃声」
『ヒーラー・ガール』第5話「空は青く山は緑、川の戦い銀河ステーション」
『ぼっち・ざ・ろっく!』第9話「江ノ島エスカー」
リコリス・リコイル』第3話「More haste, less speed」
『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』第6話「夢色コントレイル」

ルール
・2022年1月1日〜12月31日に放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品から選べるのは1話のみ。
・順位はつけない。

 

<各話のコメント>

『アキバ冥途戦争』
 第8話 「鮮血に染まる白球 栄光は君に輝キュン」

脚本/日高勝郎 絵コンテ/坂田純一 演出/佐々木勅嘉 作画監督/矢野康平、鍋田香代子、野田友美、Lee Min Bae、Shin Min hyeon

 

映画、アニメ、漫画、プロ野球高校野球、草野球のパロディやあるあるを一挙手一投足すべてに盛り込んだ、アニメスタッフ乗り乗りの野球回。鮮やかなダブルプレーやピッチャーがプレート前の地面を足で平す何気ない所作とか、野球の魅せ方にも並々ならぬ意気込みが感じられて素晴らしいです。

でも、試合の方は最初からど突き合いの応酬なんだよね。それがフェアプレーに徹するなごみに感化されていったんだけど、刃物で刺されて息絶えた宇垣とみやびを目の前にして「死んでないっ」って試合を続行したり、その宇垣をベンチに座らせてるのスッゲー狂気だし、不謹慎ながら爆笑でした。

そしてこの「死んでないっ」って台詞、ナイスゲームを乱入者の暴力で台無しにされたくないという思いが、野球の試合に「メイドの未来」を託したなごみの思いへと繋がって、なごみに向けられた言葉になってるのがすごくいい。渾身の野球描写とシュールな面白さが同居した稀有な野球回だったと思います。

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女
 第7話「シャル・ウィ・ガンダム

脚本/米山昴 絵コンテ/大倉雅彦 演出/吉沢俊一 作画監督/菱沼義仁、戸部敦夫、中島里恵、尾崎正幸、丸山修二、斉藤和也、宍戸久美子、秋津達哉 メカニック作画監督/片山学

 

これまで「ガンダムシリーズ」には興味をひかれなかったんだけど、今回の『水星の魔女』は、キービジュアルがカッコよかったので見てみたら、メッチャ面白い。なんだか学園を舞台にした青春群像劇の趣だし、百合ゆりしてるミオリネとスレッタのふたりを見ているだけで、最高に楽しい。

このお話では、今まで斜に構えていたミオリネが真正面から大人と向き合い、スレッタとエアリアルを守ろうと頑張るんだけど、素直に感動しました。彼女の決断が、誰かの思惑にハマるものだったとしても、手にしたモノの先に厳しい苦難が待ち受けていたとしても、こうした若者たちが風向きを変えていくんだよなあ。彼女らしい大人の作法がとても印象的でした。

そしてサブタイトルも洒落てますよね。まさかビジネスのお話になるなんて想像もしてなかったから、見終わってなるほどって思いました。

 

『邪神ちゃんドロップキックX
 第2「錠剤はすべてラムネです

脚本/村上桃子 絵コンテ/永居慎平 演出/大久保亮 作画監督/KIm suho、杉山直輝

 

情緒不安定すぎるぴの。おくすり風ラムネのむちゃ食いとか、ゲーム風の回復ツールを太ももに打ち込むとか、鳥兜?でリエール様を毒殺未遂とか、可愛いけれど相当ヤバい。そんな密室芸人ネタの隠喩で笑わせるセンスが冴えてたし、死を恐れているのに死んでやるとか言う面倒くさい娘認定で納めるオチもよかったです。

 

SPY×FAMILY』
 第2話「妻役を確保せよ」

脚本/山崎莉乃 画コンテ/古橋一浩 演出/原田孝宏 作画監督/嶋田和晃、三浦龍 総作画監督/嶋田和晃

 

スパイ、殺し屋、超能力者が疑似家族を作るというアイデア、素晴らしい映像、力の入った劇伴、視聴者にストレスを与えないお話の進め方、心情も状況を全部喋っちゃうんだけど、うるさく感じないナレーション、もうそのまんまオーディオドラマにしてもいけちゃうんじゃないかしら(笑)。

疑似家族がホンモノの家族になり、最後に切ない別れの物語になるのかと想像していたら、どうやら当面そういうのはなさそう。でもどのエピソードも文句なく面白かったと思います。その中でも、この2話はお気に入り。ヨルさんとはやみんの魅力全開、婚約指輪?をはめるラストシーンは最高に良かった。

 

ダンス・ダンス・ダンスール
 第5話「死ね、ねーだろっ」

脚本/森江美咲 絵コンテ/大谷肇 演出/大谷肇 作画監督/杉野信子、迫江沙羅、川元まりこ、後藤有宏、日向正樹、鈴木春香 バレエ作画監督桑原剛、小笠原篤 総作画監督/長谷川ひとみ、石川佳代子、黒岩裕美、小美野雅彦

 

後半のクライマックス、潤平が引き金を引いて始まったアドリブ劇。舞台音楽と圧倒的な映像に煽られて、憎悪の塊ロットバルトに魅入ってしまいました。幕が下りると少し静まり返った後、観客が一斉に歓声を上げてアンコールを求めるんですが、視聴者の私も同じ気持ちになったのは初めてかも。すごかったなあ。

 

 チェンソーマン』
 第8話「銃声」

脚本/瀬古浩司 絵コンテ/御所園翔太 演出/御所園翔太、佐藤威 作画監督/新沼拓也、野田友美、伊藤公崇、中山智代 総作画監督/山崎爽太、杉山和隆、駿

 

生活感のないミニマリスト、シンプルな家具や小物、朝食にサンドイッチと水、料理とかしなさそう、でも冷蔵庫の中に作り置きのタッパーあったような。観葉植物がたくさん、テーブルにお花を飾ってる、可愛らしい。デリカシーのないデンジに友達でいこうとか…ね。いなくなって、悲しいね…。

お話が大きく動きだしたし、アキくんとサムライソードとのバトルも見応えあったし、幽霊の悪魔のビジュアルも美しかったし…なんだけど、最後は姫野先輩の四肢がひとつ、またひとつと消滅していく姿を呆然と見ていた記憶があります。姫野先輩がここで退場するなんて思ってもいなかったので衝撃でした。

 

『ヒーラー・ガール』
 第5話「空は青く山は緑、川の戦い銀河ステーション」

監督・絵コンテ/入江泰浩 シリーズ構成・脚本/原田暢 演出/入江泰浩 作画監督/宮原拓也 メカ作画監督/石口十、松田未来

 

ノスタルジア疑似体験。映像演出の良さに加えて、いつもは音声治療として用いられる歌が、この5話ではミュージカル風の挿入歌として歌われたのも自然な感じでよかったなあ。お話はサブタイどおり牧歌的、弟くんの淡い恋心の味付けもされてて面白い。しかし深夜アニメって、ホント「銀河鉄道の夜」好きだよね^^

 

ぼっち・ざ・ろっく!
 第9話「江ノ島エスカー」

シリーズ構成・脚本/吉田恵里香 絵コンテ /平峯義大 演出/平峯義大 作画監督/伊藤弘樹

 

8話がすごく良かったんだけど、この9話の雰囲気も好きだったのでこっちを選びました。リョウはともかく、虹夏ちゃんがやっぱりインドア人で展望台の景色もそこそこに帰りたがるところなんかちょっと面白いし、藤沢までの小田急車内でぼっちと喜多ちゃんの心が通い合う感じがとてもいいんだなあ。

 

リコリス・リコイル
 第3話「More haste, less speed」

脚本/枦山大 絵コンテ/足立慎吾、丸山裕介 演出/丸山裕介 作画監督水谷雄一郎、滝口弘喜、小沢久美子、山村俊了、しまだひであき、TOMATO アクション作画監督岩澤亨、柴田海 総作画監督/鈴木豪、晶貴孝二

 

この作品、1話2話でのガンアクションや錦木千束(cv安済知佳)のキャラに引き込まれ、3話で登場人物たちの感情や奥行きが見えたことで期待値MAXって感じになりました。もちろん、その後も面白かったんですが、最終話まで見て振り返ると新鮮味的にもこの3話がピークだったと思えます。

登場するキャラが生き生きとしていてホントに素晴らしいんだなあ。噴水での千束とたきな、模擬戦前の罵り合い、司令の千束評、帰りの電車のシーン…。特に千束の「スカッとしたなあ」に「えぇ」と返したたきな(cv若山詩音)が印象的。絶妙なニュアンスが滲み出る決めの一言だったと思います。

 

『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』
 第6話「夢色コントレイル

脚本・絵コンテ/春藤佳奈 演出/松村幸治 作画監督/清水勝祐、和田賢人、関口渚、浅井昭人、鮫島寿志、綾部美穂

 

前半パートでは、誰にも打ち明けられない葛藤に苦しむマリア、怒ってばかりのマリアにモヤモヤを募らせるマナ。後半パートでは、対照的な二人が一緒に描く美しいコントレイルと情緒極まるやり取り。最初から最後までエモーショナルなカット満載、機微をうがつキャラの表情にもゾクゾクさせられました。

 

今年も本当にいいお話が多かったと思います。
それでは皆様よいお年をお迎えください。

話数単位で選ぶ、2021年TVアニメ10選

今年の10選は以下のとおりです。

ウマ娘 プリティーダービー Season 2』第8話「ささやかな祈り」
『かげきしょうじょ!!』第5話「選ばれし乙女」
小林さんちのメイドラゴンS』第6話「合縁奇縁(片方はドラゴンです)」
『白い砂のアクアトープ』第16話「傷だらけの君にエールを」
『SSSS.DYNAZENON』第10話「思い出した記憶って、なに?」
のんのんびより のんすとっぷ』第5話「ものすごいものを作った」
『プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜』第12話「PRIDE OF ORANGE」
『BLUE REFLECTION RAY』第21話「まだ何もものに していないよ」
『MARS RED』第3話「夢枕」
『ワンダー・エッグ・プライオリティ』第7話「14才の放課後」

ルール
・2021年1月1日〜12月31日に放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品から選べるのは1話のみ。
・順位はつけない。

 

<各話のコメント>

ウマ娘 プリティーダービー Season 2
 第8話 「ささやかな祈り」

脚本/杉浦理史 絵コンテ/及川啓 演出/佃泰佑 作画監督/中島順、宗圓祐輔、坂本俊太、桐谷真咲、鈴木光 

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春の天皇賞は、史実にドラマが融合した圧巻の展開。ライスがマックイーンをかわすシーンは何度見ても素晴らしい。レコードタイムの優勝。覚悟のブーイング。傷つきながらも観客に一礼し、立ち去ろうとした姿に送られたウマ娘たちの拍手。そしてブルボンからの祝福とライスの涙。

夢に向かって前に進んでいく人が、逃げ出したくなるような困難に直面した時、寄り添ってくれる人の支えや願いが力と勇気を与えてくれる。いつか、あなたのように誰かを照らせる人になりたい。そんな道半ばのライスシャワーの物語。7話、8話と練られた脚本、演出や挿入歌に至るまでアニメスタッフの総力と熱意と愛が込められた珠玉のエピソードでした。

 

かげきしょうじょ!!
 第5話「選ばれし乙女

脚本/森下直 絵コンテ/森田宏幸 演出/安藤貴史 作画監督/塚本歩、茂木海渡、福井麻記、下地彩加、三橋桜子、日高真由美 総作画監督/高田晃

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小野寺先生の必死の励まし。彩ちゃんの吹き抜けるような天使の歌声。ワンシーンでビシッと決める無駄のない構成に、相応しい演技で応えるベテラン・実力派の声優陣が素晴らしい。小野寺先生(cv飛田展男)も山田彩子(cv佐々木李子)も紅華の中ではちょっと地味めな感じだけど、ここぞという見せ場での切れ味は抜群。泣けました。

 

小林さんちのメイドラゴンS
 第6「合縁奇縁(片方はドラゴンです)

脚本/山田由香 絵コンテ/石原立也 演出/山村卓也 作画監督池田和美

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カンナちゃんと才川さんがお弁当持って川の合流地点まで歩いていくことに。出会ったおじいちゃんから昔のことを聞いて、自分も変わることを想像してみるシーンが印象的です。カンナちゃんと才川さんの頭の中に思い浮ぶことはそれぞれ違う。でもお互いが暮らしやすい社会ってこうして育まれていくのかも。将来はもっと楽しみって締め括るのがいいなあ。

 

『白い砂のアクアトープ』
 第16話「傷だらけの君にエールを」

脚本/柿原優子 画コンテ/室井ふみえ 演出/熨斗谷充孝 作画監督/宮崎司、中山みゆき、大東百合恵、杉光登、タカハシアキラ 

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知夢がシングルマザーだったということに驚かされたし、散りばめられてる子育てあるあるがとてもリアルで一気にお話に引き込まれました。そして何よりも、知夢が憧れだった仕事を一度クビになっていたこと、それでも諦めずに再チャレンジして今の仕事を手にしたことを知って、こんなん応援してしまうやろってなってました(笑)。

だから、飼育部長のウッカリが発端とはいえ、知夢の事情や仕事への思いについて、周囲が理解し、彼女の助けになるよう行動し、自然に受け入れてくれたことがすごく嬉しかった。いやーまさにサブタイどおりのお話。

ちなみにこのサブタイ、Twitterでどなたが呟いておられたんですけど、AパートとBパートの間に出るサブタイの二つの赤い丸はりんごで、知夢と薫を表してるそうです。なるほど、センスを感じさせる演出だなあ。

 

SSSS.DYNAZENON
 第10話「思い出した記憶って、なに?」

脚本/長谷川圭一 絵コンテ/五十嵐海 演出/佐竹秀幸 作画監督/五十嵐海 メカ作画監督/五十嵐海 総作画監督/坂本勝

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突如現れた怪獣が影だけを残して人間を取り込んでいく。取り込まれた人間は過去を追体験し、その記憶に囚われてしまう。そんな非日常世界を表現する映像と音響がとってもエモーショナルでゾクゾクさせられます。特に水門の上で香乃と夢芽が語り合うシーンは好きだなあ。あのピアノの音色を加えたのは天才的すぎる!って思うのです。

 

 のんのんびより のんすとっぷ』
 第5話「ものすごいものを作った」

脚本/山田由香 絵コンテ/二瓶勇一 演出/ソエジマヤスフミ 作画監督/松本弘、平田かほる、松下純子、楠田悟 総作画監督古川英樹

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「こまぐるみ」だらけのほたるんの部屋(なんか増えてない?)。ものすごいものが今まさに誕生しようとしていることに驚愕と興奮を覚え、打ち震えるほたるんの表情。もうアバンだけで十分面白いです。

そして、夏休みの自由研究「メカこまぐるみ」の爆誕。これが家の外に出たことで、ほたるんは追い詰められることに。こまちゃんの鋭い洞察に万事休すと思いきや、やっぱりいつものこまちゃんだったという。いやー最高でした。

 

プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜
 第12話「PRIDE OF ORANGE」

監督・絵コンテ/安齋剛文 シリーズ構成・脚本/待田堂子 演出/西野武志 作画監督/周昊、藤川良子、河野絵美、三島千枝、本田翼、青木真理子 総作画監督/田中紀衣、大沢美奈

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白熱の真っ向勝負。よくある怪我やチートな必殺技の応酬なんて必要なし。作戦がうまくいく。作戦が見破られる。イライラと焦り。2分間の退場のチャンスとピンチ。ラスト1秒、リバウンドを押し込んでの決勝点。とにかく純粋にアイスホッケーの試合が面白い。

そして何よりも作り手がアイスホッケーとそれに関わる人たちをリスペクトしていることが感じられ、それが作品の魅力に繋がっているのがすごくいい。選手だけでなく、監督、スタッフ、応援団、選手の家族、メディア、みんなキャラ立ってたもんなあ。

試合後のビクトリーダンスは曲もカッコいいし、作画も頑張ってました。長いエンドロールは劇場版の趣き。オリジナルアニメとして、最終話をきっちりと締めたのも好感でした。

 

BLUE REFLECTION RAY
 第21話「まだ何もものに していないよ」

脚本/和場明子 絵コンテ/羽多野浩平、石山タカ明 演出/石山タカ明 作画監督/栗原裕明、笠野充志、青木里枝、沓澤洋子、Dogwood、Big Owl、スタジオエバーグリーン、24FPS、K-PRODUCTION、セブンシーズ 総作画監督/村上雄、坂本哲也、菊田幸一

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最終話で陽桜莉が紫乃の手を掴み、紫乃が願いを託すまでの重厚なストーリーがあったからこそ輝きを増す至福の日常回。ちょっとしたやり取りとか仕草で登場人物たちの機微を表現するのがメッチャ上手い。見ててホント楽しい。

出てくる料理も、青椒肉絲筑前煮、ぬか漬けなど妙なこだわりを感じます。ぬか床に「ぬかさん」なんてあだ名をつけるアニメ、他に聞いたことないよね(笑)。

 

MARS RED
 第3話「夢枕」

シリーズ構成・脚本/藤崎淳一 絵コンテ/羽多野浩平 演出/貞光紳也、羽多野浩平 作画監督/矢島陽介、岡郁美、荒木裕

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「あなた…あの世から会いに来てくださったの?」今の気持ちを貞心と良寛の和歌にのせて伝え合う二人。山寺宏一さん(山上役)と大原さやかさん(冨子役)の演技が素晴らしくて、教養ある大人の逢瀬の情感たっぷりです。

すごいなあと思ったのは、山上が一人になってしまった冨子を案じて再婚してもいいんだぞと言った時。冨子は貞心の歌と共にこう答えます。「いつまでも、私はあなたの冨子です…」しおらしくも実に情熱的。いやーこういう台詞、一度でいいから言われてみたいものです(笑)。

 

『ワンダー・エッグ・プライオリティ』
 第7話「14才の放課後」

脚本/野島伸司 絵コンテ・演出/小林麻衣子 作画監督/鄧佳湄

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最後のシーンでリカがママに突きつけた執行猶予。裏を返せば、リカ自身の猶予期間でもあります。リカなりに精一杯ママに寄り添って、一緒に頑張りたい気持ちを伝えたのかなあ。何とも遠回しな伝え方だけど、ママはちゃんと受け取ったような気がします。そんな妄想が膨らんで、味わい深い余韻が残るラスト、すごく印象的でした。

 

今年も本当にいいお話が多かったと思います。
それでは皆様よいお年をお迎えください。

FX