EVERY LITTLE THING

深夜アニメ、音楽、映画、コミックの感想など

2011-01-01から1年間の記事一覧

「話数単位で選ぶ、2011年TVアニメ10選」

今年も選んでみました。・UN-GO 4話「素顔の家」 ・うさぎドロップ 1話「りんどうの女の子」 ・ちはやふる 11話「あまつかぜ」 ・日常 26話「日常の第二十六話」 ・へうげもの 10話「哀しみの天主」 ・放浪息子 2話「きらい きらい 大きらい〜Cry b…

今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?14

ピッコロさんの企画に参加させていただきます。 9月終了アニメは、以下の9作品です。私にしてはたくさん観ていると思います。興味を引く作品が多かったんですよね。<異国迷路のクロワーゼ> ストーリー:3 キャラクター性:4 画:4 演出:3 音楽:3 …

輪るピングドラム 23−24話 感想

圧倒的な世界観を美しい映像と音楽と言葉で紡ぎ出したすばらしい最終話だったと思います。何か根源的なものを目の当たりにして動けなくなった感じがしました。見終わって、フト周りを見回すと自分がいつもの部屋にいることに気づいて「あれ、ここはどこ。」…

輪るピングドラム 18−22話 感想

ラストの夏芽真砂子の姿と語りは圧巻でした。彼女はこのアニメの作り手側にとって理想の女性像のひとりなんじゃないかな。そんな気がします。彼女は美しく、賢く、行動的です。一方で女性らしい脆さも持ち合わせているし、ちょっと抜けた可愛らしさもある。…

へうげもの 30−33話 感想

権謀術数をめぐらして、それぞれの頂へと登り詰めてきた秀吉と利休。しかしながらお互いの利害がそぐわなくなり、さらに宗二の一件があって以降、ふたりの間の溝は深まるばかりです。新たなパートナーを探す利休。それに感づいているのでしょう、利休の茶席…

ちはやふる 6話 感想

いいお話だったなあ。千早と同じような体験を私もしてると思います。百人一首ではなくて、アニメですけどね。私が深夜アニメを観るようになり、しばらくしてアニメの感想ブログの世界に出会ったときが、まさにそんな感じでした。同じアニメを観ているのに、…

未来日記 5話 感想

このアニメは、良くも悪くも由乃というキャラを世に出したという点で名を残すんじゃないでしょうか。私にとってはそれくらい衝撃的な女の子です。このアニメには原作があるようですが、由乃がデビューしたとき、読者はどんな風に受け止めたんでしょうね。由…

へうげもの 28−29話 感想

宗二は何のために投降したのか。生き延びるためではなかったのか。秀吉は自らの立場上できるところまでチャンスを与えていたと思います。でも彼は己を曲げることができず、結局は耳と鼻を削がれて斬首。いかにも彼らしい最期でした。宗二は、利休の後ろ盾も…

ベン・トー 5話 感想

面白かったなあ。今回はある意味つなぎの回でしたが、その分いろいろ楽しめるお話になってましたね。勘違いネタは爆笑だったし、あやめの描写はとても繊細だった気がするし、音楽は相変わらず最高でした。とにかくラルフストアーに佐藤が登場した場面が笑え…

輪るピングドラム 17話 感想

駐車場にゆっくりと響く靴音。「嫌だわ、早く磨り潰さないと」という一言。逆光に照らされるシルエット。何だか西部劇の凄腕ガンマンのテーマみたいな曲をバックに颯爽と登場してきたのは、やっぱり夏芽真砂子。今回の登場の仕方も実に決まっていて、カッコ…

ちはやふる 5話 感想

イッツ、前向きマジック!!・・・かるたの神様に・・感謝☆千早は、新の家と駅をつなぐ一本道を何回往復したんだろう。走って、転んで、泣いて、泥だらけになって、太一を投げ飛ばして、また走って、かるたを押し返されて、また泣いて。もうホントに前向きで…

未来日記 4話 感想

「狂ってるんだよ、お前は!」とユッキーに言われて涙する由乃。その受け入れ難い状況は椿のせいにして、さらに椿を消してしまえばいいんだと斧を手にする思考回路がもうイっちゃってます。ところで、由乃の場合はユッキーに拒否されてどうしようもない気持…

ベン・トー 4話 感想

新キャラのあやめが登場。正直なところ、あんまり好みなキャラではないのですが、ラストの公園のシーンは可愛いと思いました。彼女は自分が謝らなきゃいけないかなとは思ってはいるけど、それが癪に障るんですね。佐藤にその辺を気遣ってほしいけどその気は…

輪るピングドラム 16話 感想

夏芽真砂子が登場するお話はハズレがありません。今回も最高に面白かったです。夢の描写なのか現実の描写なのかわからない妙な感覚にさせられるお話といえば、「けいおん!!」13話を思い出しますが、その時の梓の夢はシュール&ファンタジックな感じでし…

ちはやふる 4話 感想

決勝戦の試合、2枚続けて札を取られた千早が下を向いている。俯いているようにも見える。「千早・・・」太一にちょっと不安が過る。見ている私もそう。画面が千早の顔に寄ってきて、彼女が顔を上げる。きっと彼女なら・・・と期待する私。そして彼女の顔は…

未来日記 3話 感想

前半パートの由乃ちゃん、この可愛らしさには落とし穴があるんだと警戒しながら見ていた私でしたが、それでもやっぱり彼女を可愛いと思ってしまいました・・・どうやら私は騙されるタイプみたいです(笑)。由乃にしてみれば、ただユッキーのことが純粋に好…

へうげもの 26−27話 感想

利休の変貌っぷりに驚かされました。何だか角がすっかり取れてしまった感じです。彼の場合、それがあきらめの境地を会得したと評されるのだから、やはりただ者ではないのかしらん。一方、これで助かったのが古織ですよね。一気に息を吹き返した感があります…

ベン・トー 3話 感想

ぬるい世界では、自分が何者で何を求めているかが曖昧でも生きていけます。でもこの半額弁当争奪の世界では、自分が狼なのか、それとも犬なのか、それをはっきりさせないと居心地が悪い。佐藤がそのことを半額弁当の味で感じているのが面白いです。はたして…

輪るピングドラム 14−15話 感想

夏芽真砂子が仲居さん姿で登場。いいなあ。後ろ姿のままの口上といい、ズバッと着物を脱ぎ捨てる姿といい、実に決まっています。しかも露天風呂でのピンポン対決を征し、最後は海に飛び込んで去っていく。なるほど、だから水着だったんですね。すべては計画…

ちはやふる 2−3話 感想

すごいなあ。もう毎回が最終回仕様の濃密さですよね。それに見終わった後が気持ちいいんです。まるで自分が全力を出し切ったみたいな感覚になるのが不思議です。いい運動したーって感じ。なんでだろ(笑)。きっとキャラにのめり込んで見てるからなんでしょ…

ベン・トー 2話 感想

たかが半額弁当、されど半額弁当というわけですか。弁当争奪戦に限って言えば、何とも高いレベルの弁当倫理というかモラルが保たれています。それぞれの仕事に敬意を払い、感謝の気持ちを持っているのが気持ちいい。そして、それを蔑ろにする大猪やアラシが…

未来日記 1−2話 感想

ユッキーと由乃ちゃん。このふたりに興味津々なアニメですね。ある日突然に女の子が現れて、なぜかその娘は主人公の男の子が好きっていうのは数多のパターンがありますけど、そういう括りで見ると、今回は主人公であるユッキーのダメ人間っぷりと由乃ちゃん…

ベン・トー 1話 感想

いきなり主人公がぶっ倒れていて、何がどうなってるんだと思っていたら、だんだんわかってきましたよ。このアニメって、スーパーの半額弁当を争奪するお話なんですね(笑)なぜにそんなことを?、スーパーは迷惑じゃないのか?、大乱闘なのに警察沙汰になら…

へうげもの 25話 感想

丿貫、秀長、秀吉。それぞれが思惑を通そうとする様子は見ていて心地よかったです。どこまで押すか、どこまで乗るか、どこで収めるのか。そうしたことを弁えている面子だから、駆け引き自体がちゃんとユーモアとしても成り立っています。まあ、秀長がかか様…

輪るピングドラム 13話 感想

「君は運命って言葉をどう思う?」・・・何だか眞悧先生のセミナーを受講しているみたい。ここまでの高倉家3兄弟や苹果ちゃんのお話を見て、あなたはどう思うのかってことですよね。今の私ならどう答えるかなあ。運命によって人の生涯が生まれた時から決め…

ちはやふる 1話 感想

このアニメは面白そうだなあ。主人公の千早からは、鮮やかで清々しい感じがものすごく伝わってくるので、真っ直ぐな青春ストーリーを期待できそう。新が情熱を注ぐ「競技かるた」の描写も迫力がありました。しかし「競技かるた」とはまたニッチな題材ですね…

2011年秋の新作アニメはどうでしょね?

2011年秋アニメがもう始まってますね。夏アニメは好みの作品が多くて10本以上を視聴していました。感想は9本書いていたんですが、さすがにきつくて最終的には5本になりました。私はいつもなら2〜3作品しか書けないんですが、この夏は本当に好きな作品…

へうげもの 23−24話 感想

侘びの極意って会得するのが難しい。これこそ極意とばかりに妙な方向へ突っ走る古織や細川忠興たちに爆笑です。それを利休や幽斎がしっかりと彼らを正そうとする構図になっているのもいいなあ。なんだか元気で威勢のいい若者達と、わかっとらんなあと言いつ…

輪るピングドラム 11−12話 感想

少しずつ潮が引いてきて、散らばっている島々の繋がりが見えてきているみたいな感じでしょうか。それにしても12話に至ってもまだ核心部分を掴ませずに話を進められるのがすごい。未だ断片的にチラリチラリですから、普通ならイライラしそう。そうならない…

日常 26話 感想

アニメ「日常」のキャラの中では、ダントツでなのが好きです。それだけにこの最終回のお話は沁みました。なのはなのであることを受け入れるのは、憧れていた夢をあきらめることでもあったと思うからです。なのの涙って、うれしいけど何か泣けてくる、そうい…

FX