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輪るピングドラム 13話 感想

「君は運命って言葉をどう思う?」・・・何だか眞悧先生のセミナーを受講しているみたい。ここまでの高倉家3兄弟や苹果ちゃんのお話を見て、あなたはどう思うのかってことですよね。今の私ならどう答えるかなあ。

運命によって人の生涯が生まれた時から決められていても、そうでなくても、普段の生活を顧みて考えるだけなら、どちらでも構わないんでしょうね。自分のしてきたことが結果として返ってきただけだし。それが運命だろうとそうでなかろうとたぶん受け止められるから。

運命について考えるなら、自分では変えようのない事態に直面して、それがどうしても受け入れられない時を考えないといけないですよね。たとえば死に直面した時みたいな・・・。その時に自分の運命を思いっきり呪うのか、これも意味があることだと心から受け入れるのか。私なら後者でありたいです。

そのためには、いつ死んでもいいように心の準備をしておかなきゃいけない。でも凡人には簡単にできないことですよね。行き詰まったら周囲から励ましとか慰めといった支えも欲しいです。そして、そうしてもらいたければ毎日をきれいに生きる努力をしなけりゃいけない。

うーん、運命って言葉は、凡人に対してそういう生き方をしなさいと促すツールみたいなものかなって思います。

こんなことをアニメで考えさせられたのは「魔法少女まどか☆マギカ」以来ですね(笑)。このお話では、魔法少女たちが命尽きると魔女になるという受け入れ難い運命をまどかが変えてしまうという大きな救いがありました。そこには「あなたたちがやってきたことは無駄じゃない」という強い励ましのメッセージがあったと思うのです。

「君は運命って言葉をどう思う?」・・・こう問うてきたこのアニメは、どんな答えを用意しているのでしょうか。今後の高倉家3兄弟の行く末が本当に気になります。

次回も楽しみですね。

FX