RDG レッドデータガール 3話 感想
泉水子と深行が和宮と対峙する場面は、少年少女の機微が垣間見えて面白かったなあ。そしてこの出来事は、泉水子と深行が進路を決めるきっかけになったようですね。
神霊としての力を見せつける和宮にビビる深行。1話、2話と親父から散々に身の程知らずを窘められ続けて、何だか鼻っ柱をひっぱたかれた子犬みたいになっちゃってたんでしょう。ちょっと可哀想な感じがしましたが、逆に身の程を叩き込まれたからこそ、大怪我をしなくて済んだとも言えますよね。
反対に泉水子は和宮に立ち向かっていきました。ビビる深行を見て、ニヤリとした和宮。その表情を見逃さなかった泉水子なんです。これが彼女に火をつけた!
泉水子にとっては、東京で自分の身を必死に守ろうとしてくれた深行は頼もしい王子様なんですよね。ちょっと好きになりかけてる男の子でもある。だから、和宮の表情が許せなかったんでしょう。私の王子様を馬鹿にしないでってね。
「勝手なことを言わないで! 許さないのはこっちよ!」
そして泉水子は和宮を追い払いました。このことで自分の持つ可能性の一端を感じ、少し自分に自信を持てたようです。一方、深行も山伏になる決心がついたみたいですね。
泉水子が舞う場面は、ちょっと地味な女の子が踊ってる雰囲気も漂っていて、微笑ましい感じでした。ただそうは言っても、年頃の女の子が晴やかに舞う、私を見てほしいと思って舞う。それってもう、年頃の男の子を魅了するには十分すぎるよなあ(笑)。
泉水子と深行。お互いに惹かれ合いながら、自分で自分の進路を決めていきました。このアニメ、じわじわと面白くなってきましたね。
次回も楽しみです。