君に届け 15話 感想
すばらしい最終回でした。胡桃ちゃん、本当にお疲れさまでした。そして、こんなに爽やかにスカっと胡桃エピソードを締めてくれた、このアニメに感謝します。
胡桃の風早への正面きっての告白のトリガーは、ピンでしたね。好きな人に誤解されるのは、誰だって嫌なことです。13話では、声の出なかった胡桃ちゃんでしたが、やっと声を出しました。ついにこの瞬間が来たのか、と緊張しましたよ。そして、・・・そう、かわいい女の子は、男の子と違ってめそめそなんてしないのです!
ただ、私は胡桃が風早に告白しないのは勇気が持てないのかと思っていましたが、そうではなく彼女の強い意志があったんですね。そうだったんだーと思いましたよ。
「君に届け」は恋愛ものですけど、お決まりのテンプレキャラを並べてストーリーを組み上げて、お約束通りに感動させようとするアニメと違うのが魅力ですよね。
リアルな人間関係は、いろいろ喜怒哀楽に振り回されたり、こう思っていた人が実はこんなだったなんていう気づきがあったりと、思ったとおりでないことの方が多いです。それと同じ感覚がこのアニメにあると思うのです。
特にこの胡桃エピソードでは、爽子や胡桃ちゃんにそんな感じに良い意味でたくさん裏切られたのが、実に新鮮で面白かったんだと思いますね。
ところでピンですけど、ときどきハッとすること言ってますよね。5話のときは矢野ちんにでしたけど、今回は胡桃ちゃんにでした。私にはいちいち思い当たることがあるから、こいつけっこう侮れないヤツ、と思っています。
次回もとても楽しみです。